交通警察の夜

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784408531632
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

日夜、絶え間なく発生する交通事故。その背後に渦巻く複雑な人間模様と、事件解決に全力をつくす交通警察の姿を描く、乱歩賞作家渾身のサスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Taka

69
短編集なんだけど、1話目を読み始めてあれっ、結末が見えたぞ!俺は東野圭吾を見切ったか!などと思いながら読み進めるとやはりその通りの結果に。なんてことはないこの本は既読本だった汗2018/09/18

Satomi

56
交通事故をテーマにした短編6話。ルール違反にマナーの欠如。ほんの少し、自分だけは大丈夫…。事故の背景に渦巻く人間模様。もしかしたら私自身の運転が他の誰かの人生に影響を及ぼしているのかもしれない!?20年以上も前の作品なのに今も当時と変わらない事故の現状…。色んな形で世に警鐘を鳴らし続ける東野作品、流石です!!2015/02/11

薦渕雅春

39
30年程前の作品だったがそれなりに面白かった。「週刊小説」に連載されていたもので6話からなる短編集。「天使の耳」「分離帯」「危険な若葉」「通りゃんせ」「捨てないで」「鏡の中で」で、どれもブラックユーモアが効いてたりラストにえっと思わせてくれたり。他の人の感想を見ると、文庫化された際には「天使の耳」というタイトルに改められたとの事だが「交通警察の夜」が内容的には合ってるかな、と。「天使の耳」は目の見えない主人公の聴力のスゴさにビックリすると共にラストにもビックリ!どのストーリーも少しずつヒントをくれてたり。2021/03/12

みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます

37
交通事故や交通マナーに絡めた6つのミステリーを収めた短編集。路上駐車やポイ捨て、あおり運転に歩行者の飛び出しなど、今もどこかで起きていそうなことを題材にしながら、それが思わぬ事件へとつながっていく展開が面白い。短編ならではのキレのあるひねりもきいていて、どの作品も素直に楽しめた。一方、扱った題材がありふれているとはいえ、人の運命を変えかねないものだけに、それが“ありふれた”現状となっていることに怖さも感じさせられ、面白がってばかりもいられない。お互い、加害者にも被害者にもならないように気をつけましょう。2011/06/23

再び読書

35
この本は文庫になる際、天使の耳と改題されている。間違って文庫を買うと腹が立つと思う。文庫の粗筋等を見るとわかるでしょうが、表紙やタイトルにも書いてほしいと思う。話はこの本に戻るが、彼の後書きを読むとかなり力の入った作品群と書かれているが、不思議と面白さ、奥深さには欠けている感じがする。若葉マークを生煽る事例は今厳罰化されているあおり運転に他ならない。こういう社会性よ先取りはやはり圭吾リンの真骨頂ですね! 2021/02/09

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