出版社内容情報
日蓮聖人の足跡を追う取材中、浅見光彦は宝石デザイナー殺人事件に遭遇。華麗なる宝石業界に渦巻く愛憎と陰謀に名探偵が挑む!
内容説明
宝石鑑定士・伊藤木綿子はデザイナーの白木美奈子に相談を持ちかけられた。担当した宝飾品に粗悪な石が混在しているという。数日後、美奈子は殺され、木綿子の恋人・塩野満も不可解な伝言を残して、消息を絶った―。日蓮聖人のルポ執筆のため、山梨を訪れていた浅見光彦は取材先で木綿子と遭遇、事件と関わることに。真相を追って聖人ゆかりの地を訪れる浅見に、正体不明の人物が付きまとい、やがて新たな殺人が…。日蓮聖人の足跡が語る驚愕の真相とは!?浅見光彦ミステリー傑作選。
著者等紹介
内田康夫[ウチダヤスオ]
コピーライター、CM制作会社社長を経て、1980年『死者の木霊』でデビュー。08年、第11回日本ミステリー文学大賞を受賞。16年4月、軽井沢に「浅見光彦記念館」がオープンした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まり
5
図書館本。結構、分厚くてしかも二段になっていたけど読み始めたら面白くてサラサラ読めた。日蓮さんのことは名前ぐらいしか知らなくて、いろいろと興味深かったし、やっぱり伝説シリーズ?は夢がある気がする。今回の光彦は結構、危ない感じで頑張ったと思う。2022/10/23
今日は決算前
3
△ 初読の浅見光彦の探偵物の伝説シリーズ。山梨で発生した殺人事件と山梨で重要な期間を過ごした日蓮聖人の軌跡と絡めて、殺人事件とその背後にある甲府の宝石業界の謎を解く物語。日蓮聖人の生涯を知りたく、軽い感じで読み始めたが、日蓮聖人の軌跡を追うものの、その人となりや思想的背景も語られず、その視点から読むには期待外れ。ただ、謎解きという意味では、最後までハラハラドキドキで、ストーリーに無理もなく探偵物のミステリーが好きな読者には良いのかも。【図書館本】2022/05/04
コマンドー者
1
89年発表の浅見光彦シリーズの長編。もともと上下巻構成で出ていたものなので、ボリューム満点で読み応えがある。日蓮伝説と甲府の宝石業界ネタを強引に融合したプロットも読ませる。2022/01/09
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