出版社内容情報
廃線の危機にある札沼線の終着駅へ殺人犯を追ってきた十津川警部が見つけたのは魔法使いだった!?傑作トラベルミステリー。
内容説明
十津川警部が住む東京・三鷹で銃殺事件が。現場の雪の上には、被害者の男が自分の血で書いたと思われる十字のマークが残されていた。さらに「殺された男は十津川警部に招待状を届けようとした」という女からの電話が。被害者は北海道新十津川町の人物と推理した十津川は現地へ飛ぶ。地元路線の廃線が取りざたされている町内では、魔法使いが出るという噂が広がり、見物人が押し寄せていたが―。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
昭和5年、東京に生まれる。公務員生活ののち、数々の職業を経て、創作活動をつづける。昭和38年、『歪んだ朝』でオール讀物推理小説新人賞、40年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を受賞、推理作家としてデビュー。56年『終着駅殺人事件』の日本推理作家協会賞受賞で推理界に不動の地位を築く。平成13年湯河原町に「西村京太郎記念館」をオープン。平成16年に、第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。平成22年、第45回長谷川伸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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エネ
4
父から借りた本。ミステリーと思って読むと物足りない。(SF小説ぐらいな軽いイメージがいいと思う。)ただ、札沼線や、新十津川町がどんな場所なのかを知るのには、とてもいい一冊だと思う。人が来なくなった町を人手賑わすには、これくらいのことをやらなければならないのか…。言葉の端々にも、秘境駅であることを諦めるのではなく、励ましている部分もありそこが作者の本音だろうか。2017/03/23
猫木場
3
ずっと、西村京太郎先生のファンであり、十津川警部のファンですが、内容が余りにも荒唐無稽。 近未来要素があり、入り込めませんでした。 いつものシリアスな作品を切望します。2018/06/24
れぃあ@めい
2
【図書館本】ストーリー的には何となくすっきりしない感じ。札沼線については興味が湧いた。2017/07/08
きらり
1
ちょっとありえない話しだと思ったが、地方への想いは理解できる。ハラハラドキドキがなか、サスペンス感が少なかったのが残念。2019/08/16
やすひで
1
最初の「結婚して3年」がずっと叙述トリックだと疑っていた。荒唐無稽。2019/05/12