出版社内容情報
静岡県・浜名湖。おだやかな風吹く、美しき宿場町に悲劇が訪れる!?大人気トラベルミステリー最新刊!
内容説明
井伊家の庭園に倒れた男―彼は何故、名を騙ったのか?東京・亀有の小仏太郎探偵事務所に、静岡県警の警部らが突然訪ねて来た。奥浜名湖にある井伊直虎ゆかりの寺院「龍潭寺」の敷地内で重傷を負った男が発見され、「小仏太郎」と名乗ったのだという。彼は病院に搬送されるも、その後すぐに死亡してしまった。小仏は自分の名を騙った男の調査に乗り出すが、同じく龍潭寺から別の男性の死体が見つかる。事件の謎が深まる中、偽の「小仏」は小仏本人とも面識のある元・警察官だったことが発覚し―!
著者等紹介
梓林太郎[アズサリンタロウ]
長野県生まれ。昭和55年、作家デビュー。山岳ミステリー、旅情ミステリーの第一人者として人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
尾塚
12
小仏太郎シリーズ。死に際に自分は小仏太郎だと名乗って。身元調べが難。死体発見現場が今年の大河ドラマ井伊直虎ゆかりの龍潭寺。さすがベテラン作家ですね。話題性もバッチリ。連続殺人、失踪事件と誘拐事件もあり。その上過去の歌舞伎町の放火事件も絡んで。事件満載といった感じ。話もスピーディーで面白かった!次作も楽しみ。2017/03/22
一笑
10
個人的にもちょっとした縁のある龍潭寺での殺人事件だということで手に取った一冊。龍潭寺付近での殺人事件が発端だけれど、15年前の新宿歌舞伎町での火災事件が絡んできて話は複雑になってくる。探偵小仏太郎のキャラはいいけれど、いくら元刑事と言ってもあまりにも警察と協力しすぎるのが気にかかる。金田一耕助とかコナンとか、現実的にはあり得ないのではないか? でも、龍潭寺はもとより楽器博物館やアクトタワー・竜ケ岩洞、舘山寺温泉やロープウエイ、うなぎパイにうな重、身近な物がたくさんでてきて、ご当地物はやっぱりいい。2023/11/25
大島ちかり
6
テンポがよく、殺人はそんなにないのに、依頼された仕事を調べている間に、いろいろな出来事が繋がってきて、事件解決はなかなか楽しかった。でも最後は急ぎ足な感じ。2022/09/06
まぶだむ
5
浜松が舞台という事だけで手に取った一冊。 薄い浜松しか感じられず、残念。2021/05/14
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