内容説明
札幌・ススキノで中年男性が少女に刺される殺人未遂事件が発生。私立探偵・岩波惇哉のもとに、知己の女性・真那津からこの事件を目撃してしまったと連絡があった。北海道にかけつけた岩波だが、恐怖で被害者を置き去りにした真那津のことを、警察は容疑者として疑っていた。現場を走り去る謎の少女を見たという目撃者が複数いるにもかかわらず、なぜか肝心の真那津は少女の存在について証言をしたがらないのだ。さらに、意識を取り戻した被害者の男性は、自分を刺したのは二十代前半の背の高い女だったと話しはじめ―。動機は愛か、復讐か!?傑作トラベルミステリー。
著者等紹介
梓林太郎[アズサリンタロウ]
長野県生まれ。昭和55年、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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