内容説明
次期総裁候補が利権を貪る地方都市。市庁、警察、マスコミ、企業、ほとんどすべてに権力者の息がかかったその都市で、一人の零細紙記者がペンの力で孤立無援の戦いを挑む!使命感とジャーナリストの気骨をもって金権構造を抉ろうとする記者を度重なる妨害工作が襲う。そしてついには殺人事件が…。汚れた街に本当の夜明けは来るか―。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県生まれ。10年にわたるホテル勤務を経て69年『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞、73年『腐蝕の構造』で第26回日本推理作家協会賞をそれぞれ受賞。その後も『人間の証明』や棟居刑事シリーズなどで人気を博す。社会派推理小説の第一人者だが、最近は歴史小説にも活動の幅を広げている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



