Joy novels
追憶の猫―探偵藤森涼子の事件簿

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408504193
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

藤森涼子の勤める一宮探偵事務所では、所長の入院をきっかけに、所長代理の高見が経営方針の転換を図っていた。互いに意見の合わない涼子と高見は衝突を繰り返す。そんな折、涼子はある事件を通じて知りあった男と久しぶりに再会し、ふたりは親密になっていく。探偵をつづけるのか、別の道を歩むのか。悩む涼子のもとに、また調査の依頼がやってきて…。

著者等紹介

太田忠司[オオタタダシ]
1959年愛知県名古屋市生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒業。1981年、大学在学中に投稿した『帰郷』が星新一ショートショート・コンテストで優秀作に選ばれる。8年間の会社勤務を経て1990年、『僕の殺人』刊行をきっかけに専業作家となる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よしりん

23
シリーズ4冊目。今回は新たな1歩を踏み出すに至るまでの話。過去3作を読んだときも感じたけどやっぱり藤森涼子という人は我が強いなと…。でもそれくらい強くないと探偵としてやっていけないのか。2022/01/29

ゆう

22
図書館本。シリーズ3作目だと思ってかりてきたら4作目だった短編集。道理で読みはじめてすぐにあれ?なんか所長のくだりが繋がらないなぁ…と思った。『追憶の猫』は傑作選で既読。傑作選では分からなかった退職や土岐さんとの経緯、歯抜けだった涼子40歳手前くらいまでの出来事がうまってきてる。一宮所長の思いを尊重したい涼子と、時代にあった現実的な経営をしたい高見。そりゃ衝突するよね。でもやっぱり私はこの言葉が好きだからなぁ…「ノックは無用 このドアは貴方のために開かれています」2015/11/25

冴子

1
太田さんの作品はいくつか読んだし『月読』は好きなシリーズだけれど、これもとても面白かった。 こんなにかかわった事件が殺人事件になっていったらいやだろうけど、女性らしくそれに心を痛める涼子もうまく描けているし、結婚への悩みも実感がわく。 シリーズを読み続けたい。2013/03/08

しき

1
藤森涼子シリーズ、読み直し完了。なるほど、こうやって「金木犀の徴」の涼子さんになっていったわけだ。今回は涼子さんは探偵をやめて、一般人として事件にあたったわけだけど、初期のシリーズの人間のもつ闇の部分みたいなものが、さりげなく描かれた感じがした。そんな闇の部分に触れて、涼子さんはやはり自分はその闇をあばく探偵という仕事を辞められないと悟ったのだろうか?もう一度、「金木犀の徴」を読み返したくなった。2012/09/15

朱音

1
涼子シリーズのときはさらっとしたイメージで読みやすいので好き。狩野少年や宿少は独特な熱気があるようで、中に入り込めば楽しいんだけど・・・って感じで。涼子さんシリーズ好きです。2010/05/22

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