内容説明
「ビジネスの話がきている。面倒な任務だが条件は悪くない」フランス退役軍人のレイニエ将軍から、元外人部隊兵の郷司剛に連絡がきた。郷司は外人部隊兵出身の戦闘のエキスパート三人を雇い、警備会社を経営していた。アメリカ政府がアルカイダの訓練基地の破壊を依頼してきたのだ。命がけの仕事だが、前金百万ドル、成功報酬百万ドルと好条件だった。郷司たちは、入念な戦闘準備をしてイエメンの砂漠地帯へと向かった。
著者等紹介
柘植久慶[ツゲヒサヨシ]
1942年愛知県生まれ。65年、慶応義塾大学法学部政治学科卒業。在学中より海外を歩き、61年コンゴ動乱、62年のアルジェリア戦争、70年からはインドシナで対ゲリラ戦争を戦った。85年より作家に転じ、『ヒトラーの戦場』などの軍事史関係、『グリンベレーの挽歌』などの冒険小説、『遙かなる烽火』などの歴史小説をはじめ、幅広い分野の作品がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。