内容説明
十津川は妻直子の大学後輩笠原由紀から、画家の兄・笠原功が焼身自殺した事件の真相を調べてほしいという依頼を受けた。十津川は功が死ぬ前に長野の美ヶ原に出かける予定だったことを知り、現地に飛んだ。一方、功の恋人・坪井アキコも美ヶ原へ行き、諏訪湖畔で何者かに襲われ、記憶喪失となって病院に収容された。十津川は功の死を殺人事件として再捜査することを決意し…。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
昭和5年、東京に生まれる。公務員生活ののち、数々の職業を経て、創作活動をつづける。昭和38年、『歪んだ朝』でオール読物推理新人賞、40年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を受賞、推理作家としてデビュー。56年『終着駅殺人事件』の推理作家協会賞受賞で推理界に不動の地位を築く
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