内容説明
北海道・利尻島でエリートビジネスマンが変死した。地元警察では自殺として処理したが、ある筋から浅見光彦の許に再調査の極秘依頼がきた。事件を追う浅見は死者が残した謎のメッセージと一枚のCDを手に入れる。そして浅見が直面する、国家権力という巨大な闇。「正義」とは、「覚悟」とは一体何を意味するのか…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
13
内田さんの作品の結末は、犯人の逮捕というより、組織と国家を護る為に、犯人が事故を装った自殺というのが多いですね。 今回もそうでした。 以前、集中的に内田さんの全作品を読んでいた時期は、浅見さんの(作者の)優しさと解釈していました。 自分が歳をとった今は、犯人を差別しているように思えて、読後感は悪いです。 うやむやにするのが国の為? 本当にそうなのでしょうか? 警察庁トップの力を借りず、いっかいのフリーライターとしての力だけで解決する物語を読んでみたいです。2014/05/23
mintia
6
浅見光彦の兄・陽一郎の登場シーンが多かった。今読んでも作品の古臭さは感じなかった。2018/11/15
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