内容説明
投身自殺を図った少年から、事件は始まった…!?―この地獄のような生活をぬけだして、天国に行くには、これしかない。さようなら―そんな遺書を残して、橋の上から首都高速へ飛び下りた十八歳の少年は、二階堂警視の乗るタクシーにぶつかり、死亡。一方、神戸の二階堂日美子の許へ、鎌倉時代の友人で松山に住む京子から電話があった。「娘にストーカーがつきまとって困るから、松山へ来てほしい」と言う。松山と横浜を舞台にした二つの事件はやがて…。
著者等紹介
斎藤栄[サイトウサカエ]
1933年東京生まれ。東大法学部卒業後、横浜市役所に勤務し、1963年『機密』により宝石中編賞を、66年『殺人の棋譜』によって江戸川乱歩賞を受賞する
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