内容説明
旅行雑誌編集部に勤める中村典子のもとに、一通の「不幸の手紙」が届いた。同じ文面のものを出さないと不幸になるというその手紙を、タチの悪いいたずらだと放置した典子。だが、その半月後から彼女のまわりで次々に殺人が起こる。―仕事上の縁から、浅見光彦は真相究明に乗り出した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
北浦透
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「半分の馬」「井の頭公園バラバラ事件」「不幸の手紙」などをうまく組み合わせ、読み応えのあるミステリーとなっている。結末は、軽井沢のセンセの言った通り、犯人たちの意思に任せて良かったのかと疑問ではある。 長谷に共感というか。ある種の格好よさを感じたのは、約十年ぶりの再読ならではだろうか。典子も魅力的な人物である。2013/02/11
