出版社内容情報
言語脳科学者である著者が脳と心と言語の関係をひもときながら、考える力、想像する力、思考力を高めるレッスンを教えます!
内容説明
『脳を創る読書』で、紙の本が人間の想像力や創造性にいかに働きかけているかを論じた酒井先生が、3人の学生を相手にして「考えること」をテーマに講義しました。“脳と心と言語”の関係からはじまり、「たった6語で小説を書いたヘミングウェイ」「理系のセンスだけでは解けないこともある」「答のない問題」「平行線は本当に交わらないのか?」…など、思考力を刺激する話題に触れながら、さまざまな課題を解いていきます。「考えること」の面白さに気づき、思考の奥深さが身につく一冊。
目次
1時限目 言葉から脳を考える(心って何だろう;脳と心はどちらが元か ほか)
2時限目 論理的に考える(必要な情報・必要でない情報;「ちょっと待てよ」と考えてみる ほか)
3時限目 枠を外して考える(「はみ出す」という発想;答のない問題 ほか)
4時限目 学びについて考える(本物に触れるということ;研究という仕事 ほか)
放課後 酒井少年が酒井先生になるまで(科学への目覚め;衝撃的だったアインシュタインの言葉 ほか)
著者等紹介
酒井邦嘉[サカイクニヨシ]
1964年東京生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。同大大学院理学系研究科博士課程修了(理学博士)後、同大医学部第一生理学教室助手、ハーバード大学医学部リサーチフェロー、マサチューセッツ工科大学客員研究員を経て、1997年より東京大学大学院総合文化研究科助教授・准教授。2012年より同教授。第56回毎日出版文化賞、第19回塚原仲晃記念賞受賞。専門は、言語脳科学および脳機能イメージング(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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