じっぴコンパクト文庫
考える教室―東大教授による論理的思考のレッスン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 159p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784408456928
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C0136

出版社内容情報

言語脳科学者である著者が脳と心と言語の関係をひもときながら、考える力、想像する力、思考力を高めるレッスンを教えます!

内容説明

『脳を創る読書』で、紙の本が人間の想像力や創造性にいかに働きかけているかを論じた酒井先生が、3人の学生を相手にして「考えること」をテーマに講義しました。“脳と心と言語”の関係からはじまり、「たった6語で小説を書いたヘミングウェイ」「理系のセンスだけでは解けないこともある」「答のない問題」「平行線は本当に交わらないのか?」…など、思考力を刺激する話題に触れながら、さまざまな課題を解いていきます。「考えること」の面白さに気づき、思考の奥深さが身につく一冊。

目次

1時限目 言葉から脳を考える(心って何だろう;脳と心はどちらが元か ほか)
2時限目 論理的に考える(必要な情報・必要でない情報;「ちょっと待てよ」と考えてみる ほか)
3時限目 枠を外して考える(「はみ出す」という発想;答のない問題 ほか)
4時限目 学びについて考える(本物に触れるということ;研究という仕事 ほか)
放課後 酒井少年が酒井先生になるまで(科学への目覚め;衝撃的だったアインシュタインの言葉 ほか)

著者等紹介

酒井邦嘉[サカイクニヨシ]
1964年東京生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。同大大学院理学系研究科博士課程修了(理学博士)後、同大医学部第一生理学教室助手、ハーバード大学医学部リサーチフェロー、マサチューセッツ工科大学客員研究員を経て、1997年より東京大学大学院総合文化研究科助教授・准教授。2012年より同教授。第56回毎日出版文化賞、第19回塚原仲晃記念賞受賞。専門は、言語脳科学および脳機能イメージング(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ひより

11
とうも昔から"自分で考える"ことがあまり得意じゃないので読んでみた。 【高校と大学の一番の違いは、「自分でどこまでも考える」ということです】 私は高校で止まってしまってるのね… 読んだはいいけど、やっぱりただ読んだだけになってしまった( ˊᵕˋ ;) まぁそちらはおいおい鍛えていくことにして、とりあえず、酒井先生が思う"いい本"、オリジナルの本を読むこと、をマネしてみよう。 (オリジナルの本=他人が解説した本ではなく、本人が書いた本)2024/08/15

かづ

3
酒井先生の講演聞いてから飛びついてしまった本。階段の計算の話面白かったなあ…。電車で読むと計算できないから、ゆっくり読むべきだったと後悔してますが。もう一冊残ってるのを読むのが楽しみ。2017/12/25

ごーや

1
論理的思考力を身につけ,磨くために,日々頭を使って物事をじっくり考えるようにしたい.2019/05/01

しろくまけん

1
まず、自分の頭の硬さに悲しくなった。 とても読みやすく考える文章で読みながら色々と考えるという読書では珍しい体験が出来た。 中学生以上のあらゆる年代にオススメ。 (高校生の息子の本を借りました)2019/02/15

ぱぱちん

1
タイトルだけで手に取ってみたが、結構面白かった。高校までの試験では答えがあってそれを解けば終わりだが、大学はその答えを得てから、さらにその先を考えることが大事。階段の問題や、9つの点を結ぶ直線の問題など、なるほどと思わせる内容だった。これから何かの問題にぶつかったときに、深く考えてみる手助けになるだろう。2018/04/21

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