じっぴコンパクト文庫<br> 廃道踏破 山さ行がねが―伝説の道編

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じっぴコンパクト文庫
廃道踏破 山さ行がねが―伝説の道編

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784408456904
  • NDC分類 685.21
  • Cコード C0126

出版社内容情報

超人気廃道サイト『山さ行がねが』文庫化第2弾!著名な峠に隠された歴史、幻の計画に終わった高速道路など「伝説の道」を解明!

内容説明

廃林道から地方の名望家が作った道、未成隧道、森林鉄道などなど『廃道探索 山さ行がねが』で探索した8編に続いて、こんどはもっと困難な道を踏破した記録を、ボリュームたっぷりに全6編収録。道を作るべく奔走した明治から昭和のさまざまな人びとの痕跡をたどり、道じゃなくなった道をたどり、机上調査を続けたヨッキれん。その成果をとくとご覧あれ。ん?いま踏破って書いたけれど、中央自動車道の「南アルプス隧道」って、開通してないんじゃ…?

目次

第1章 碓氷峠御巡幸道路(群馬県・長野県)
第2章 山古志の雪中トンネル(新潟県)
第3章 綾戸峡の清水国道および穴道(群馬県)
第4章 中央自動車道 南アルプスルート(東京都・山梨県・静岡県・岐阜県・愛知県)
第5章 旧道県酸ヶ湯大鰐線(十和田湖八甲田山連絡道路(仮称))(青森県)
第6章 森吉森林鉄道 最奥部探索(秋田県)

著者等紹介

平沼義之[ヒラヌマヨシユキ]
1977年千葉県松戸市生まれ。横浜市で鶴見川のサイクリングロードを友とした小学生時代、秋田県潟上市で「山チャリ」(マウンテンバイクで林道を走る)に目覚めた中学生時代、峠の旧道に愛着を覚えはじめた高校生時代を経て、大学中退後に就職。2000年に開設した廃道系サイト『山さ行がねが』は、現在(2017年8月)までに3800万アクセスを数える。2007年、住み慣れた秋田を離れて東京都日野市へ単身転居(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

六点

106
老舗廃道探索サイト『山さいがねが』の主催者である著者がこれまで、サイトで発表されたもの、されていないものも含めて、印象深い廃道探索記を纏めたものである。著者のフィールドは維新直後に建造された馬車道、鉄道廃線跡、換線された国道などなど広範囲に上る。中高生時代のマウンテンバイクによる林道探索に始まった趣味だったものである。が、続けていれば見えてくるものがあるのだ。廃止となった森林鉄道跡を探索するため、車でアプローチしようとするも、年々林道が荒廃し、廃線跡が遠ざかるのを、人間の生息域の減少と評すのは秀逸だった。2022/06/23

conegi

6
タイトル通り廃道探索の本。冒険記でもあり、歴史探索でもあり、廃墟本でもある。廃道に関する著者の行動力、調査力は凄まじく、内容が頭に入って来なくても楽しめる一冊だった。 ただ内容は面白いのだが、ボリュームが大きすぎて、文章がごちゃごちゃな印象なのと、写真がモノクロなのがマイナス。値段が上がってもカラーが良かったという思いと、それならWebでいいかと言う思いが…2022/05/03

茎沢

4
続編を見つけてソッコー買った。廃道探索が面白いのは勿論のこと、道路マニアの世界に片足突っ込んでる私としては、幻の高速道路に興味津々。すぐに嘘レポだって気付いたもんね!というか、こういう本読んでる人ならみんなすぐ気付くべな。笑2017/11/07

まちこ

3
碓氷峠の御巡幸道路→堂々たる道筋が非常に印象的な廃道記録。碓氷はドラマありまくり。山行がHPにある釜トンネルの記録も楽しい。山古志の雪中トンネル→まずこんな通学路を必要としていた豪雪地帯の環境に驚く。徒歩用のトンネルがないとどこにも行けない冬があったのだ。綾戸峡→なんと幕末に掘られた穴道。その隣に掘られた明治の隧道。それらを飲み込んだ現代の綾戸トンネルだが、ドライバーに省みられない死角に名残があるのがたまらない。そのトンネルも2023年竣工予定の綾戸バイパスに取って代わられる。連綿たる歴史。2018/08/06

ふみ乃や文屋

3
伝説のオブロードウェブサイト「山さ行がねが」の書籍版。どんな難所も乗り越えていく、それも、寸毫の手がかりや蚊の額ほどの進路を見逃さず発見していく審路眼がすごい! アクティブという意味では究極の活動家と言えるかもしれない。写真や図版が添付されているので、文章を読みながらでも臨場感がある。写真を見れば見るほど、よくこんな所を這入って行けるなあと思う。物理的にも精神的にも。次巻期待。2018/04/20

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