出版社内容情報
古代史を知るうえで重要な手がかりとされる『日本書紀』の内容は、でっちあげられたものだった?! その真相をえぐる問題の書。
内容説明
古代史研究の異端児・関裕二が、独自の調査・取材・分析・考察からあぶり出した『日本書紀』に秘められた古代史最大の謎とは?日本書紀は天武天皇の命により編纂された…という通説を覆す数々の証左、そしてヤマト建国にさかのぼる数多の疑惑。はたして真実を葬り去った黒幕とは、いったい誰だったのか?日本書紀はどこまで「歴史」を語っており、どこから「歴史」を秘匿したのか…。新書『なぜ、「日本書紀」は古代史を偽装したのか』の文庫化。
目次
序章 『日本書紀』は偽書なのか(なぜ古代史は謎めくのか;歴史を呪縛した『日本書紀』 ほか)
第1章 正史『日本書紀』にあるこれだけの謎(古代史にまつわる一つの諦念;年代設定に矛盾がある『日本書紀』 ほか)
第2章 『日本書紀』は誰のために書かれたか(「『日本書紀』は天武のために書かれた」という通説への疑問;天智と天武が対立した理由 ほか)
第3章 『日本書紀』はヤマト建国も改竄した(『日本書紀』はどこまでまじめに編纂されたのか;聖徳太子をめぐる奇妙な記述 ほか)
第4章 不比等が企てた『日本書紀』のカラクリ(『日本書紀』に隠された本当の謎;平安天智朝が守り抜いた『日本書紀』 ほか)
著者等紹介
関裕二[セキユウジ]
歴史作家。1959年千葉県柏市生まれ。奈良に通い詰め、独学で古代史を学ぶ。1991年に衝撃的デビュー作『聖徳太子は蘇我入鹿である』を発表以来、古代をテーマに意欲的な執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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