内容説明
人物、費用、技術から見えてくる巨大建造物が抱える“光と闇”。あの有名な建造物に関わった人々、そしてその国の結末は?古今東西、29の建造物それぞれの真実がわかる!
目次
1 古代の建築(ギザのピラミッド(エジプト)
ジッグラト(イラク) ほか)
2 中世の建築(奈良の大仏(日本)
カルカソンヌ(フランス) ほか)
3 近世の建築(紫禁城(中国)
マチュピチュ(ペルー) ほか)
4 近現代の建築(エトワール凱旋門(フランス)
シベリア鉄道(ロシア) ほか)
著者等紹介
森山高至[モリヤマタカシ]
1965年岡山県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科を卒業後、早稲田大学政治経済学部経済学研究科を修了し、以降は建築と経済の両方の視点から、地方公共団体の公共施設事業のコンサルティングに関わっている。理数系と文系、芸術と技術、地方と都市、歴史と未来をつなぐことを信条とし、評論家として建築専門誌での原稿執筆だけでなく、新聞や雑誌のコラム、テレビ、ラジオのコメンテーターやマンガの原作等、幅広く建築の社会的関わりを解説する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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Humbaba
5
建造物を作るためには、当然の話だが費用がかかる。特に、それが大きくなればなるほどかかる費用は増大する。昔のほうが現在よりも技術レベルが低いため、同じ建物を建設するために必要な時間は増大する。そして、時間が長くかかればかかるほどそこにかかってくる人件費もまた増大する。2016/03/29
こも 旧柏バカ一代
2
世界史と照らし合わせながら読んだら更に面白そう。2019/01/07
長老みさわ/dutch
2
歴史に残る巨大建造物について施工主、所在地、工期、規模、材質等統一データを示し、その成り立ちについて解説するガイドブック。 サブタイトルの通り、建造に必要な技術と費用について詳しく解説して現在の日本の費用で如何ほどかをそれぞれ示す。 国家や権力者個人の威信を示すために莫大な労力と費用を投じられた巨大建造物しばしば国家財政を脅かし反乱や戦争によって自身を崩壊させる。 物によっては数兆円という規模の物もあるが、世界遺産の建造物が現代の予算では70億程度と言われると新国立競技場の1500億という金額がいかに2016/02/06
ごいんきょ
1
古代から現代までのよく知られた建造物。それらの作られた背景と建設のお話です。現在それを造るといくら位かかるのか概算を試算しているのが面白いです。2016/09/02
ponnnakano
1
雑学事典のような内容。各6ページずつしかないのですぐに終わってしまう。古いものの方が人件費がかかって高くつくというところかと思うけど、コロッセオとあまり変わらない新国立競技場ってどうなの?2016/03/03