出版社内容情報
ルーブルの信用が失墜し外貨を吐き出すロシア。プーチンの転覆は近い。習近平が粛清に走る中国。共産大国の終焉に、日本は!?
目次
プロローグ 期待される日本、瓦解するロシアと中国
第1章 目前に迫ったロシア崩壊
第2章 ひとり勝ちの日本
第3章 日本にすり寄る中国
第4章 完全に行き詰った中国経済
第5章 AIIBは必ず失敗する
第6章 窮地に陥る韓国
著者等紹介
長谷川慶太郎[ハセガワケイタロウ]
国際エコノミスト。1927年京都生まれ。1953年大阪大学工学部卒業。新聞記者、雑誌編集者、証券アナリストを経て、1963年に独立。1983年に出版した『世界が日本を見倣う日』(東洋経済新報社)で、第3回石橋湛山賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ハパナ
6
それぞれの項を断定的に書いておられます。出典や参考図書が併記していないために、各個の統計や実情の詳しい人が読む以外は、”へー、そうなんだ”程度でしか判断出来ない内容だと思いました。日本に有利な点を増幅して書いているので、情勢に不安がある時などに読むと少し前向きになれますね。2015/09/30
jj
5
2015年著。様々な書で中国崩壊・ロシア崩壊と謳われているが、国家崩壊論自体、国際社会が許さないから、中々著者の言う通り国家崩壊はしないものですよね。ただし現在の中露の状況を検証するにはとても参考になり、個人的に楽しめました。2016/07/17
ぷれば
5
先だって行われたNY国連総会。さらに米中首脳会談、ローマ法王訪米…各国の様々な顔ぶれと思惑が、今後の世界とその近未来をも映し出す鏡のようにも思われましたが…どうなることやら。本書では特にロシアの情勢が詳しくまとめられています。米国を筆頭にウクライナ問題による経済制裁で、外貨準備高が大きく減少とのこと。それは隣国でも経済悪化による外貨流出と同じような印象があるが、どうなっていくのか、本気で気になる今日この頃。杞憂であってほしい。2015/10/03
モビエイト
3
北朝鮮が崩壊したら、中国が船を仕立て難民が日本に押し寄せ、今のドイツみたいになる。ロシアも大変な局面でどうなるかわからないといった事がわかり良かったです2015/11/07
shimbo
3
ロシア情勢の分析が氏の近著と比べて詳細。他はこれまでと同様の内容が多かったように思う。ロシア、中国、韓国、北朝鮮と経済的に苦境にたたされている国に囲まれていて、日本は大丈夫なのか?大丈夫なのだそうです。2015/09/17