モウリーニョのリーダー論―世界最強チームの束ね方

ローレンス，ルイス【著】〈Ｌｏｕｒｅｎｃｏ，Ｌｕ´ｉｓ〉/タカ大丸【訳】

実業之日本社（2012/05発売）

• サイズ B6判／ページ数 208p／高さ 19cm
• 商品コード 9784408453927
• NDC分類 783.47
• Cコード C0075

内容説明

リーダーとは何か。それは命令を下すことではない、ガイドすることだ。レアル、インテル、チェルシー、ポルトを勝利に導いた、世界トップの優勝請負人。ビジネスリーダー注目。

目次

第１章　期待されるリーダー像
第２章　モウリーニョの原点
第３章　モウリーニョのリーダーシップ
第４章　導かれた発見
第５章　常識を覆すカリスマ
第６章　我感ず、故に我あり
第７章　チームが持つべき力
エピローグ　勝ち続けるリーダーの真実

著者等紹介

ローレンス，ルイス［ローレンス，ルイス］［Ｌｏｕｒｅｎｃｏ，Ｌｕ´ｉｓ］
１９６２年８月１７日生まれ、ポルトガル・セトゥバル出身。ジョゼ・モウリーニョとは同郷の幼なじみで、これまでモウリーニョに関する二冊の著書があり、英語・日本語・ギリシャ語・トルコ語・イタリア語に翻訳され、総計１５万部以上を売り上げている。ポルトガルのラジオ局ＴＳＦで創設以来１７年間勤務し、その後テレビ局ＳＩＣおよび新聞社「オ・ジョゴ」でキャリアを積む。また地元プロフットボールクラブ、ヴィトリアＦＣの運営に携わり、２００５年にポルトガル・カップ制覇

タカ大丸［タカダイマル］
１９７９年福岡県生まれ、岡山県出身。英語同時通訳・スペイン語翻訳者。有限会社オフィス・スカイハイ代表。ニューヨーク州立大学ポツダム校とテル・アヴィヴ大学で政治学を専攻。さまざまな職業を経験し、２００５年９月創業。２００６年にセミナー業界に進出。数ケ国語を駆使して国際的ビジネスを展開中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[mura_ユル活動]

2012年の著。図書館本。200ページ程度で字間大きくサラッと読了。ヨーロッパフットボールの監督としての実績がすばらしい。厳しく鋭い外観からは知り得ない、独特の監督スタイルを物語る。著者はモウリーニョとは幼馴染。ＥＱ（心の知能指数）やＰ．ドラッガーの言葉からも解説。また、選手ドログバやデコの証言から意外な監督像もうかがえる。選手すべてに知性を求め、速さは運動機能ではなく局面局面の判断力の速さ。未来への導きやチームの一体感を重視。モチベーション向上が何回も出てくる。彼のサッカーでは一番大切な要素なのだろう。

2013/11/18

[mazda]

デコやドログバのインタビュー（もちろん褒め倒し）が掲載されているところがあるが、彼らはモウリーニョのおかげで日の目を見たと言っても過言ではないと思うし、あの頃のチェルシーは確かに強かった！だから、彼らから見ればモウリーニョのおかげ、となると思う。行き先を示す、という意味で、本当のリーダーであることは間違いなさそうだけど、やはりチームによっては結果が出せないで苦しんでいるから、オールマイティーというわけには行かないんだろうな…。

2014/01/04

[柔]

サッカーに関しての知識はなく、モウリーニョという人物がどれほどの名伯楽だったかも知らなかった。正直最後までわからなかったが、リーダーとしての心得としては良本だと思う。監督自身が高いモチベーションを持ち取り組めば、それが全体に広がる。新しい発想だった。昔からの常識と言われるものに疑ってかかり、無意味なものは捨てる。僧侶の例は面白かった。サッカー、そしてモウリーニョを知っていればもっとすんなり入って来たかもしれない。なんの分野でも優れたリーダーは常識に囚われない、情熱を持ち最後までやりきる。

2018/11/21

[まゆちん]

「偉大なチームとは偉大な選手を抱えるチームではない。一丸となってプレー出来るチームのことだ」仕事でのチームでも、誰かが目立つような状態ではいけないと言われたことを思い出した。チームのリソースを知り、リソースを生かしていける者こそが勝者だと思う。 勝負に勝った時よりも、負けた時の相手チームや自チーム、およびファンに対する態度に感服した。

2012/08/27

[megumiahuru]

またチェルシーに戻ったモウリーニョ。プレーヤーとしては2流であった彼が一通訳からビッグクラブの監督に成り上がった理由が分かるような気がしました。

2013/09/27