内容説明
マラソンの練習はきつかった。何度もやめそうになった。しかし現役中、練習を途中でやめたことはただの一度もない。現在、マラソンは明るく健康的なスポーツとして、多くの市民ランターに親しまれているが、その本質は泥臭く、根性がいるものだと思う。苦しいからと言って、練習を途中でやめては「いつでもやめていいんだ」と甘える癖がついてしまう。苦しくないマラソンなどない。15戦10勝のマラソンランナーが語る折れない心の作り方。
目次
プロローグ こんにちは、瀬古利彦です
1 マラソンで大切なこと
2 折れない心の作り方
3 マラソン道入門
4 我がマラソン人生を振り返る
5 私が伝えたいこと
エピローグ マラソンの不思議な力
著者等紹介
瀬古利彦[セコトシヒコ]
1956年7月15生まれ、三重県桑名市出身。三重県立四日市工業高校で本格的に陸上競技を始める。高校2年、3年とインターハイ800m、1500mの2種目で連覇を達成。1年の浪人後、早稲田大学教育学部に進学。中村清監督の指導のもとでマラソンを始め、三度目のマラソンとなった1978年福岡国際マラソンで初優勝。この後、同レースで3連覇(1979年、1980年)を飾る。卒業後はエスピー食品株式会社で競技を続け、マラソン15戦10勝。1980年モスクワ(日本不参加)、1984年ロサンゼルス(14位)、1988年ソウル(9位)と三度のオリンピック代表を経験。ベスト記録は1986年シカゴマラソンでの2時間8分27秒。1988年に現役引退。以後、早稲田大学、エスビー食品での指導を経て、現在はエスビー食品スポーツ推進局局長。日本陸上競技連盟理事。東京都教育委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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