内容説明
企業の人事労務や社会保険をアドバイスするプロ。日常の現場の声をよく知る社会保険労務士が伝える。
目次
第１章 病気で働けない！もうひとつの処方箋―病気・ケガ編（業務外の病気やケガで仕事ができないときに；傷病手当金はこうしてもらおう！；医療費が高くて困ったときは；通勤途中や出張中にケガをしたとき）
第２章 働きながらの育児は、メリットがいっぱい―出産・育休編（出産＆育児休業のしくみ；出産したらもらえるお金；育児休業中にもらえるお金；こんな制度を賢く活用しよう！）
第３章 仕事を辞める前に知っておきたいこと―失業編（失業給付がもらえる人、もらえない人；少しでも多くもらうコツ；病気や出産で仕事を辞めるときの処方箋；仕事を辞めた後の医療と年金）
著者等紹介
佐佐木由美子［ササキユミコ］
日本モトローラ（現モトローラ）株式会社を退職後、社会保険労務士事務所等に勤務。平成１３年に社会保険労務士国家試験に合格後、平成１７年に開業する。中小・ベンチャー企業を中心に人事労務・社会保険面をサポートし、親身なコンサルティングで多くのクライアントから支持を得ている。一方で女性の雇用問題に力を注ぎ、出産後も女性が働き続けられる雇用環境をサポート。給付金の手続きを簡単に行うためのＩＫＵ ｃｕｔｅ（育児休業手続キット）を開発し、さらに活動の幅を広げている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こうせいパパ
43
日本には、生活を守る仕組みとして多くの制度が存在している。これらの存在を知らないばかりに、数十万円もの大金をもらい損ねるケースもある。この本で特に公的な社会保険制度がいかに恵まれているか再確認でき、民間の医療保険の必要性をますます感じなくなった。自分や大切な家族を守り、人生をできる限り損せず得して送るには、全てを会社任せにせず、自分から様々な制度を知る努力をすることが重要だと再認識させられた。2014/09/19
G-dark
8
貰えるお金は1円でも多く貰いたいですよね、人間だもの。この本は、病気、出産・育児、失業などで困った時に自分から申請することで貰えるお金について社会保険労務士さんが書いた本。傷病手当金、高額療養費、出産育児一時金、出産手当金、育児休業給付金、失業給付など、それぞれのお金の支給要件や金額についても分かりやすく教えてくれます。困った時に自動的に貰えるわけではない、というのがポイントですよね…。自分から申請しないといけないのだから、会社や他人任せにせず、まずは自分で知る努力をしないといけませんね。2015/10/08
Humbaba
7
働いていれば，必ず保険に入っているだろう．そして，保険は普通に考えられているよりも広い範囲をフォローしている．しかし，それは知っていなければ活用できない．自分の権利を守って有効活用するためにも，しっかりとした知識を持っておくことが大切である．2011/08/21
本の虫になろう
5
ブラック企業・過労死など、漠然と会社勤めは怖いものなのかなとずっと感じていました。しかし実際には毎月どんな経営状況でも保険料の支払いをし続けて、将来に起こりうる不安や危険に対してカバーをしてくれているのだと考えを改めることが出来ました。こんなにもしっかりした公的保険制度で日本の会社員はカバーされてることも全く知らずビックリしました。一回読んだだけでは覚えきれない部分もあり、今後も使う側の責任と考えしっかり学んできたいと思いました。全てを会社に任せっきりにするのではなく、しっかり学んで自分がやる気持ちで！2014/12/05
零崎夢織
4
知識として知っていると助かる場面も多そう。社会人になる前から知っていると損しないかな。流し読みで十分なので、実際になったらその時に詳しく調べ直せばいいだけ。知らないと調べることすらしないですよね。2015/09/12
