内容説明
子どもがインターネット環境や携帯電話をほしがるようになったら、それは思春期のサイン。一度手にすると、大人より軽々使いこなし、どんどん世界を広げていく―。ネットやケータイを与えたとしても、センシティブな時期の子どもが発するサインを見失わないために、知っておきたい今時のバーチャルとリアルの世界に迫る。
目次
第1章 ネット・ケータイ、子どもには不必要ですか?
第2章 落ちたら危険!ネット・ケータイに潜む闇
第3章 ネット・ケータイの闇に踏み込ませない予防策
第4章 子どもがトラブルに巻き込まれてしまったら
第5章 この機会に親子で知っておきたい性の知識
第6章 仮想現実が拡大する時代に必要な新教育
著者等紹介
大川内麻里[オオカワウチマリ]
1977年、福岡県生まれ。フリーター、スクール情報誌の制作ディレクター、出版社勤務の編集者を経て、起業。現在、「出版」「心理カウンセリング」「芸能/お笑い」の3事業を主軸に、心豊かな生き方をサポートするnaked heart代表。2005年より始めた性のカウンセリングの相談件数は累計1000件を超える。心理学をベースにした手法と実践的アドバイスにより、クライアントの抱えている問題を解決へと導く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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有坂汀
7
携帯電話が世に普及してから現在に至るまで、子どもが犯罪に巻き込まれるというニュースや記事を見かけない日はないといっても過言ではないでしょう。21世紀を迎え、携帯電話のトレンドから「ガラケー」からスマートフォン(スマホ)になり、10代の少年少女の大半がスマホを持つ時代となり、ますますその傾向は強まっているかと思います。本書は2008年刊行でまだ「ガラケー」を念頭に書かれている本なのですが現在でも十分に読む価値はあるかと思います。今やLINEを使っている人間が「当たり前」の時代になったからこそ一読を薦めます。2025/02/02
たこやき
1
ネットなどの使い方を教えるに当たって、まず大事なのは親子・家族の間でのコミュニケーションだ、というところは納得。ただ、各問題サイトなどについては殆ど説明がなく、また、親がすべきことについても何のソースもなく、「子供はこうだから、こうしなさい」だけ。著者のやり方は1例でしかなく、もっと読者に考える材料を示すべきだと思う2009/04/09
remmaya
0
再読。結局のところ、まずは家庭での事前指導が必要だということ。そのためには親がケータイについて学ばないといけない。我々は有史以来初めて、大人より子どものほうが使い方を知っている道具を見つけてしまったのだ。面倒だとか分からないなどとは言ってられない。2009/08/09
remmaya
0
現在のケータイやネットによる犯罪や問題の紹介と、健全な使い方をどう子供に教えていくかが書かれている。同業者の中ではネットに通じている方だと思うが、「家出サイト」の存在はこの本で初めて知った。ネット・ケータイ教育の部分は教育現場での活用もできるが、将来自分が子供を育てるときにも使えそう。2009/01/25