内容説明
こんなおしゃれがある。池田重子が描く、きもの春景色。
目次
百花繚乱
桃の節句
桜
鳩
チューリップ
薔薇
藤
端午の節句
花菖蒲・杜若
葵祭
孔雀
鳥
蝶々
春のおしゃれ
著者等紹介
池田重子[イケダシゲコ]
大正14(1925)年、横浜の資産家の家に生まれる。幼少より第一級の美術工芸品や芸能に触れて養われた感性を生かして昭和51(1976)年、東京の目黒に「時代布と時代衣裳 池田」を開店。明治以降のきもの類のコレクターとしても知られ、それらをコーディネートして展示した過去数回の「日本のおしゃれ展」はいずれも記録的な入場者数に達した。きものブランド「夢工房」「池田重子きものコレクション」のデザインほか、著書に『帯留』『袋物』『髪飾り』『池田重子 美の世界』(いずれもアシェット婦人画報社)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロミ
42
リサイクル着物をせっせと集める貧乏人の着道楽な私。この春コレクションをひとことで言い表すならば「可愛い!綺麗!美しい!」である。華やいだ春を反映してか、いつもの池田重子さんの趣味よりもみずみずしい雰囲気が漂う一輪の花を思わせるような風格がありつつも若い娘さんに似合うようなコーデが多い。112ページのチューリップの着物なんて可愛すぎますね。豪奢な薔薇や紫の矢がすりのちょっと退廃的なコーデも素敵。見てるだけで目を楽しませてくれる着物本。2017/06/16
ふう
26
これほどの贅沢、現代では無理だな、と思ったが、平成のコーディネート。着物自体は大正や昭和のものでも、こんなに垢抜けたモダンさは逆に突き抜けてる。花柳章太郎の注文による帯留などの細工物、一つ持ってたら家宝だわ。桜、藤、雛、杜若、孔雀。どれほどの時間をかけて作ったのか、繍の巧みさに圧倒される。2023/07/29
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1
目の保養。2016/05/14
さればいや
1
絢爛豪華と繊細さを見事に調和させたコーディネートに品ある確かな日本語で語られるきものへのこだわり。まさに眼福の一言に尽きます。
*kaoru
1
仕事の参考にと春夏秋冬と購入。春のコーディネートが美しく、また小物選びも素敵。今後、何度も引っ張り出して、眺めるであろう本です。2011/03/25
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