出版社内容情報
創作読み物
あまり知られていない国や民族の珍しい民話81扁を、1話2~10分程度で読みきかせできるよう簡潔にまとめた貴重な民話集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
169
これは世界の民話(ある意味童話が中心)を各国ひとつづつ81の国から集めたものです。ソ連(当時)と中国は民族の絡みもあり若干多いようですが。矢崎源九郎さんが総まとめで、君島、内田、山内という錚々たるメンバーです。これは資料価値としてもいい本だと思いました。また藤城清治さんの切り絵が所々に収められていてそれもかなり印象に残りました。図書館からの本ですが自分用にも持ちたい気がしました。2016/10/10
美紀ちゃん
71
楽しいお話がたくさん詰まっていて語りで使える本。司書研修があり、おはなしのろうそくと共に紹介。「アナンシと五」を実際に読んで聞いてもらった。アナンシの話はおはなしのろうそくに「アナンシの帽子ふりおどり」というのもあり、これも最高に面白い。まめじかカンチルの話も好き。子供はお話が好き。小さい頃に聞いた面白いお話は大人になってからふとした時に思い出したりする。そんな瞬間が、読書意欲に繋がっていく。楽しいお話を子供たちにたくさん伝えたい。この本には、そんなお話がいっぱい。どれも面白い。優秀なお話集。2021/06/29
美紀ちゃん
56
小学校の、1年生の担任の先生が、保健室にいて忙しそうだったので、急遽1年教室へ行き、 「アナンシと五」を読みました。 たいへん好評で、みんなが面白がってくれたので、3時間目に図書館に来た2年生にも 「アナンシと五」を読みました。2年生にもたいへん好評で、ちびっこに面白い!と言われ調子に乗り、5時間目に特別支援の児童が来たので、そこでも「アナンシと五」を読みました!もっと読んでと大好評。1日に3回も読みましたが、喜んでもらえたので、とても嬉しい気持ちになりました。アナンシありがとう!!!2019/02/23
美紀ちゃん
54
「アナンシと五」クモのような人間のような、魔法のいきもの「アナンシ」の話は、中学生にも人気です。違う本で「アナンシの帽子ふり踊り」も読みました。そちらもおすすめです。2012/06/21
がらくたどん
27
語って伝えるつながりで久々に稲田さんの『日本の昔話』を引っ張り出したのでこちらも。昔、地域の文庫連で素話を特訓(?)された時にエライお世話になった本。世界各地の昔ばなしがテーマ別に分類されている優れもの。挿入される「母のページ」(深く突っ込まない事。時代です)も楽しくて、君島氏の国境を越えて分布する類話についての解説を読んで見開きの地図を見ていたく感動した記憶がある。いくつか覚えてあらかた忘れているが「アナンシと五」だけは何時でもできるのが我が人生最大の自慢♪2021/12/16