内容説明
「日本は同じ過ちを犯すべきではない!」「隣国と仲良くして何が悪い!」中国研究の第一人者・遠藤誉氏とジャーナリストの田原総一朗氏が丁々発止、問題点に鋭く斬り込む!
目次
第1章 香港を斬る!―デモに凝縮されている構造
第2章 香港民主派圧勝と香港人権民主法を斬る!
第3章 ペンス演説を斬る!
第4章 台湾、韓国、「一帯一路」協力を斬る!
第5章 中国経済とハイテク国家戦略を斬る!
第6章 習近平国賓招聘問題を斬る!
著者等紹介
遠藤誉[エンドウホマレ]
中国問題グローバル研究所所長。筑波大学名誉教授。理学博士。1941(昭16)年、中国吉林省長春市生まれ。国共内戦を決した長春食糧封鎖「〓子(チャーズ)」を経験し、1953年に帰国。中国問題グローバル研究所所長、筑波大学名誉教授、理学博士。中国社会科学院社会学研究所客員研究員・教授などを歴任
田原総一朗[タハラソウイチロウ]
ジャーナリスト。1934(昭和9)年、滋賀県生まれ。1960年、早稲田大学を卒業後、岩波映画製作所に入社。1964年、東京12チャンネル(現・テレビ東京)に開局とともに入社。1977年、フリーに。テレビ朝日系『朝まで生テレビ!』『サンデープロジェクト』でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。1998年、戦後の放送ジャーナリスト1人を選ぶ城戸又一賞を受賞。現在、「大隈塾」塾頭を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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清水勇
3
日中友好更には日本経済発展の為に習近平を国賓として日本に呼ぶべきだと主張する田原氏に対し、同じ戦争経験世代なるも中国生まれで国共内戦での中共軍による食糧封鎖「チャーズ(卡子)」という地獄を味わった遠藤氏が、国賓として習近平招聘が如何に中国の人権侵害を加速させるかを、過去の経緯と種々のデータから説得する。戦争中日本は中国に悪いことをした、だから日本は中国と仲良くすべきだという性善説の田原氏に、性悪説で世界から自由と人権を無くす流れを止めるべきと力説する遠藤氏の言葉は、中国で長く常駐したからこそ強く響いた。2020/07/23