出版社内容情報
台地と河川、扇状地。地形の凸凹がわかると、東京・埼玉・神奈川の多摩・武蔵野地域の生活、歴史、地域の成り立ちがわかる!
内容説明
新宿あたりから西に向かって、徐々に東京都の地表は高くなっていく。その「武蔵野台地」にある何段もの「崖」を刻んだのは多摩川。一方、高低差を克服しながら東へ流れる江戸時代の多目的人工河川・玉川上水。両者を軸に、武蔵国や、そこに含まれる三多摩地方をみると、産業や社会のゆりかごは、実は地形だったとわかります。多数の詳細な凸凹地図を見ながら、水や交通路から、多摩・武蔵野を把握してみましょう。
目次
第1章 武蔵野台地の水と地形(井の頭池の水が突然澄んだのはなぜ?湧水池の多い標高50メートルライン;水を抜いて天日干しした井の頭池 カイツブリが繁殖し、湧水も確認? ほか)
第2章 戦国大名&国府と地形編(古代武蔵国の県庁ともいえる国府が府中に置かれた理由とは?;家康が秀吉のために建てた!?府中御殿―遺跡発掘で謎が明らかに ほか)
第3章 武蔵野台地の「道」と地形編(古代道路ミステリーその1 湿地や丘があっても一直線に造られた謎;古代道路ミステリーその2 途中必要だったのは、清水の存在? ほか)
第4章 多摩の鉄道と地形編(中央線―武蔵野台地を一直線に敷かれたのはなぜか?;京王線―武蔵野台地の尾根筋から崖線越えへ・小田急線―地形にこだわらずに多摩丘陵へ ほか)
付章 多摩地域暮らしの地理学編(武蔵野市518万円、足立区336万円 年収が高い人が多摩地域は23区より多い?;大学卒業者が多く住む市とそうでない市 八王子周辺に大学が多いのはなぜ? ほか)
著者等紹介
内田宗治[ウチダムネハル]
地形散歩ライター、フリーライター。1957年東京生まれ。実業之日本社で旅行ガイドブックシリーズ編集長などを経てフリーに。旅と散歩、鉄道、自然災害、産業遺産に関するテーマで主に執筆。廃線跡歩きと廃川(はいせん)跡歩き、「歩き鉄」(歴史ある路線沿いを歩き尽くす)を実践中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポメ子
白いワンコ
シュークリーム・ヤンキー
U-G.Kintoki
アリョーシャ