内容説明
時代を超えて語り継がれた壮大な物語。神々と人間たちの世界を堪能する!ギリシア神話を読み解く決定版。
目次
第1章 ギリシア神話の成り立ち
第2章 世界の創造
第3章 オリュンポス神界
第4章 神々と人間たちの愛の物語
第5章 英雄たちの物語
第6章 トロイア戦争
第7章 オデュッセウスの漂流
第8章 王家の悲劇
著者等紹介
丹羽隆子[ニワタカコ]
1942年生まれ。東京外国語大学大学院修士課程修了。東京海洋大学(旧東京商船大学)名誉教授。専門は英文学、ギリシア古典文学。最近は地中海の文化史、海事史に関する海外での論文発表も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちはや@灯れ松明の火
24
『イオニアの風』読んだので参考のため再読。しかしまぁ、人間臭いっちゃあ神様に向かって失礼ならば俗っぽいと言えばいいのか。とにかくギリシアの神々ってのはキャラが濃い上に関係がややこしい。婚姻関係と親子関係と近親婚で密接に繋がっているくせに微妙に仲が悪かったり。かのトロイア戦争も発端は女神三人の意地がぶつかり合うナンバーワン争い、銀座のクラブか。戦闘にも代理戦争よろしく肩入れしまくり。智謀にたけた戦乙女アテナの策士っぷりはハンパなく怖い。うむむ、神様ってのは情事と喧嘩以外他にするコトないのだろうか。2010/04/01
takaC
20
積んだまま一年が過ぎてしまいましたがようやく読了。知れば知るほど「神」を身近に感じます。2012/10/19
MARINO
1
アンティゴネが何気とすごくいい子で彼女のことが気になってしまった(笑)2013/08/07
Humbaba
1
ギリシャ神話の有名なエピソードや登場人物について簡単に説明している本。2010/01/23
のび
0
一度ギリシア神話について知ろうと思い、図書館で借りてきました。日本神話もそうですが、割と神々って人間くさいところがあるんですね。浮気したり嫉妬したり。ただ、私が日本人だからか、ギリシア神話の神々のほうが、やっていることを受け入れ難い感じがします。将来生まれてくる子供に玉位を取られることになるというお告げを聞いて、自分の子供を片っ端から食い殺したりするんですよ。あと、同性愛もとても多い。この本自体は、物語的な描かれ方が少ないので、全体像がつかみにくいです。面白いところもあり、退屈なところもありといった感じ。2014/10/06