アインシュタインが考えた宇宙―進化する相対性理論と最新宇宙学

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  • サイズ B6判/ページ数 355p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408322896
  • NDC分類 443.9
  • Cコード C0044

内容説明

拝啓、アルバート・アインシュタイン殿人間はここまで宇宙のことが分かってきました…。100年前の「相対性理論」から始まった、宇宙全貌を解明する長き旅。偉大なる先人たちが解き明かした宇宙の謎をインフレーション理論提言者である著者が解説するフィジカルサイエンス。

目次

第1章 物理学に立ちはだかる2つの暗雲
第2章 特殊相対理論から一般相対性理論へ
第3章 一般相対性理論とブラックホール
第4章 量子論の発展とアインシュタインの立場
第5章 宇宙は膨張しているか?
第6章 ビッグバン宇宙が解決できなかった謎
第7章 大統一理論で宇宙の膨張を探る
第8章 宇宙創生のシナリオと宇宙の多重発生
第9章 アインシュタインの宇宙項は、復活するか?

著者等紹介

佐藤勝彦[サトウカツヒコ]
東京大学大学院理学系研究科教授。ビッグバン宇宙国際研究センター長。1945年香川県生まれ。1968年京都大学理学部卒。北欧理論物理学研究所客員教授などを経て、1990年から東京大学大学院理学系研究科教授。専門は宇宙論と宇宙物理学で、特に宇宙の創生と初期宇宙を研究している。インフレーション理論の提唱者の1人。国際天文学連合の宇宙論委員会の委員長を務めるなど、宇宙論研究を世界的にリードする。90年、仁科記念賞受賞。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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金吾

19
理解しきれない部分はありながらなんとか読みました。「特殊相対性理論から一般相対性理論へ」「一般相対性理論とブラックホール」「宇宙は膨張しているか?」は面白かったです。2025/05/21

手押し戦車

11
自由落下運動によって擬似無重力になるが地球の中心に向かって物体は落下する。重力が太陽光より強かったら、光が脱出出来なくなり止まってるように見える。 降着円盤、重力によって集められたガスが円盤状になってブラックホールの周りを囲み、宇宙船が飲み込まれると観測者から見ると止まっている様に見える。宇宙船は猛スピードで飲み込まれている。重力が時間を支配して凍らせる。重力を制する者は未来に行ける。過去には戻れない!浦島タロウの話は真実かもwww.2014/05/25

ゲンゲン

0
量子論はさっぱりわからなかった。時空の歪みの話は、何回読んでも面白い。物理学の面白いところは原子レベルの極小世界と宇宙レベルの巨大な世界が同じ理論で成り立ってるところ。そしてそのような具体的な世界が紙の上に書かれた抽象的な計算式で語られるところだ。トリニティ計画のロバートオッペンハイマーが正しい物理学者として登場していた。後半は難しくて読み飛ばしてしまった。半分までは面白かった。2016/06/16

aki

0
相対性理論が発表された1900年くらいから現代までの宇宙物理学の要諦を学べる。数式はなく,それの意味するところをしっかり文章化して説明してくれている。大学で相対性理論を勉強しようとしたけれど,数式が分からなくて挫折した人にオススメ。相対性理論をつきつめていったさきから量子論が出てきているのが非常に面白い2018/04/01

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