警察組織迷走の構図―なぜ、重要未解決事件が増加しているのか?

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408322551
  • NDC分類 317.75
  • Cコード C0036

内容説明

警察内部から見た迷宮事件の顛末、捜査陣が陥る迷宮の罠。現場と組織を熟知する元・警視正が、重要未解決事件を基に、警察捜査の根本を問う。

目次

第1章 実録 迷宮捜査の構図(アリバイを重視しすぎて迷宮入りか?―世田谷一家四人殺害事件;組織を守る意識が災いして迷宮入りか?―国松孝次警察庁長官狙撃事件;刑事部と公安部の対立が迷宮入りの原因か?―朝日新聞阪神支局襲撃等関連事件 ほか)
第2章 問題 組織捜査の過ち(他に大事件が発生し、初動捜査に全力が尽くせなかった―八王子市女子高生ら三人射殺事件;なぜ、捜査の洗い直しをしないのか?―八王子安井商店親子強盗殺人事件;ずさんな捜査指揮―京都日野小児童殺害事件)
第3章 提言 現代の捜査哲学(今こそ、「破れ窓理論」の実践を―迷宮を生む軽微事件軽視の風潮;旧態依然とした日本警察への挑戦―グリコ・森永事件;迷宮入りを阻止せよ!―三億円現金輸送車強奪事件)

著者等紹介

来栖三郎[クルスサブロウ]
1931年、茨城県生まれ。中央大学法学部卒業。1951年、警視庁に巡査として入庁。入庁後は、東京都内の警察各署に勤務し、一貫して犯罪捜査に従事する。警視庁本部では、捜査第一課、捜査第二課、第二機動捜査隊、第一自動車警ら隊、鑑識課、刑事総務部に勤務。1992年、警視正で退職。同年、株式会社カプコンなど、民間企業数社の監査役に就任する。1998年、監査役を退職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

NaCl

0
数々の事件捜査に携わった元刑事の著書だけあって巷にあふれる警察叩きに留まらない知見があった2014/10/22

橘未定

0
実際に起こった迷宮入り事件に対する結果論とたられば。理想論と現実に横たわる深い溝。これは一人の警察官の視点を読む本だと感じた。2009/11/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/276317
  • ご注意事項

最近チェックした商品