内容説明
「サンデープロジェクト」（テレビ朝日系・２０００年１２月１０日放送）で大反響を呼んだ医師・平岩正樹の癌治療の現場。そこには、癌と闘う人たちの真の姿と叫びが凝縮されていた。副作用を極限まで抑えるグローバル・スタンダードの抗癌剤治療、１００％の癌告知、患者への情報公開と意識改革…。さまざまな障壁を乗り越え、一歩、一歩、着実に癌治療の改革を実践する平岩医師。その原点には、「最後まで癌と闘う」という患者と医師の絶対的な信念が存在していた。一人のはぐれ医師とその患者たちからのメッセージ。
目次
第１章 医師・平岩正樹との出会い（鳴りやまない電話；突然の癌宣告、その時私は… ほか）
第２章 世界の標準治療薬が使えない現実（癌患者にも知る権利を；患者も闘わなければならない ほか）
第３章 承認されている抗癌剤さえ使えない現実（標準的な第一選択治療は受けているが…；ぬぐい去れない抗癌剤への恐怖 ほか）
第４章 副作用のない抗癌剤治療を求めて（ベストな治療は激しい副作用を生むのか？；副作用を極限まで抑える抗癌剤治療 ほか）
第５章 癌と共に生きるということ（五〇〇本の電話、三〇〇通の手紙が訴えるもの；月単位で癌と闘うために）
著者等紹介
石田久人［イシダヒサト］
テレビ・ジャーナリスト。６１年生まれ。８５年に広告代理店勤務を経て、９１年よりテレビ番組制作会社「日本電波ニュース社」に勤務、カンボジア支局長、ベトナム支局長として、インドシナ報道に関わる。９８年に映像ジャーナリスト集団「ジン・ネット」を仲間とともに設立。アジア方面のさまざまな問題をテーマにテレビ報道番組の取材に携わる。８９年に大腸癌と判明。その時に平岩医師と出会い、テレビ番組「サンデープロジェクト」（テレビ朝日系）で放送された『がん治療を変えたい！―はぐれ医師の挑戦―』を制作した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
