内容説明
山手線の内側から武蔵野にかけては、峠、尾根、谷などが織りなすミニ山岳地帯。「地理学」の視点よりも「散歩」の視線で見ると、いろいろな人びとの暮らしが浮かび上がってくる。江戸時代はどうだったのか。明治以降の大変革の時期は、そしていまは?実は、人の営みに大きな影響を与えてきた地形の話題、一挙50本。
目次
第1章 江戸城・皇居周辺の地形の謎(大阪城周辺に似た地形だったから家康は江戸を気に入った?;江戸城本丸、天守閣の場所と皇居の御所はなぜ遠く離れているのか ほか)
第2章 東京「丘」の秘密(岬の先端、丘の上。立地のいい場所を神社が独占している理由とは;なぜお寺の墓地は窪地に多く、広い霊園は丘の上に立地しているのか ほか)
第3章 東京の「谷」めぐりの謎(渋谷川1 新国立競技場の建設で渋谷川が復活?;渋谷川2 都市遺跡発見の楽しみも味わえる廃川跡 ほか)
第4章 都会にのびるミニ山岳鉄道(山手線は、六つの峠を越える山岳鉄道?最高所の峠は、新宿駅付近;外濛の底に作られた四ツ谷駅。徳川幕府が鉄道建設にもたらした恩恵とは ほか)
第5章 水と川にまつわる話(「ゼロメートル地帯」になった原因は、工業用水汲み上げと「東京ガス田」のため;なぜ荒川沿いのほうが隅田川沿いより地盤が低いのか ほか)
著者等紹介
内田宗治[ウチダムネハル]
フリーライター。1957年東京生まれ。実業之日本社で旅行ガイドブックシリーズ編集長などを経てフリーに。旅と散歩、鉄道、産業遺産に関するテーマで主に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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