内容説明
日本の古典絵画を代表する「浮世絵」。葛飾北斎、東洲斎写楽、喜多川歌麿、歌川広重…など、名だたる絵師たちによる数々の名作には、こんな謎が隠されていた!?教科書や美術書で誰もが一度は目にしたことがある名画の知られざる秘密に興味深く迫る!一読すれば、あなたも浮世絵通になれる!
目次
第1章 名作の中に秘められた謎(白い犬は、好物の魚に背を向け、いったい何を見ているのか?―歌川広重『東海道五十三次之内 日本橋 朝之景』;この違いは何?北斎の描いた二種の富士山?―葛飾北斎『冨嶽三十六景 山下白雨』 ほか)
第2章 名画を生み出した驚きの技法(なぜ、新人写楽がいきなり注目されたのか?―東洲斎写楽『三代目大谷鬼次の江戸兵衛』;なぜ、こんなにリアルな骸骨が描けたのだろうか?―歌川国芳『相馬の古内裏』 ほか)
第3章 一風変わったユニークな浮世絵(美人画に秘められた意外な実用性とは?―鈴木春信『見立佐野の渡り』;一風変わった浮世絵の楽しみ方とは?―歌川芳藤『新板 芝居道具尽し』 ほか)
第4章 作品ににじみ出る絵師の生きざま(菱川師宣が行なった画期的なこととは?―菱川師宣『衝立のかげ』;この絵が歌麿作だとわかった理由とは?―喜多川歌麿『楼上二美人』 ほか)
著者等紹介
福田智弘[フクダトモヒロ]
1965年埼玉県生まれ。1989年東京都立大学(現・首都大学東京)人文学部卒業。編集・デザインディレクターを経て、現在、国内外の歴史、古典文学関連を中心に、精力的に執筆活動を行なう作家として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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