じっぴコンパクト新書<br> 漁師と水産業―漁業・養殖・流通の秘密

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じっぴコンパクト新書
漁師と水産業―漁業・養殖・流通の秘密

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408111636
  • NDC分類 660
  • Cコード C0262

内容説明

漁師さんたちって、どんなふうに仕事して、どんなふうに経済が回っているんだろう?みんなが漁船を持っているのだろうか。養殖は誰が取り仕切っているのだろうか。港は勝手に使ってもいいのだろうか…。毎日のように水産物を食べているのに、なかなか知り得ない水産業の世界。船での漁と養殖を出発点に、魅力と現状、仕事としての漁業の実際、日本だけでなく世界的な水産業の課題まで、漁業に関する幅広い話題を網羅した本です。

目次

第1章 漁業の秘密(世界第6位の海洋大国なのに衰退し続ける日本の漁業;漁業にはさまざまな種類が存在海面漁業、内水面漁業ってなに? ほか)
第2章 漁師の秘密(海女も漁師の一つ!漁師にはどんなタイプがある?;儲からない漁業に夢なし!進む漁師の高齢化と若者の漁業離れ ほか)
第3章 養殖の秘密(高く売れる魚を安定供給、海面養殖と内水面養殖とは!?;養殖の年間生産量はどのくらい?養殖業の現状を把握しよう ほか)
第4章 漁業に就きたいとき/これからの漁業(沿岸漁業を始めるには、漁協の組合員になることが先決;漁師の開業資金は約500万!都道府県や漁協の支援制度も充実 ほか)

著者等紹介

小松正之[コマツマサユキ]
東京財団上席研究員、アジア成長研究所客員主席研究員。1953年岩手県生まれ。東北大学、米エール大学経営学大学院卒。経営学修士(MBA)、東京大学農学博士号取得。1977年農林水産省に入省し水産庁に配属。資源管理部参事官、漁場資源課課長、政策研究大学院大学教授等を歴任。国際捕鯨委員会、ワシントン条約、国連食糧農業機関などの国際会議、米国司法省行政裁判や国際海洋法裁判所、国連海洋法仲裁裁判所の裁判に出席し、日本のタフ・ネゴシエーターとして世界的に名を馳せた。内閣府規制改革委員会専門委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クサバナリスト

9
太字を中心に流し読み。一番の驚きは世界の漁業養殖業生産量の半分以上が養殖業だということ。また、日本のTACに基づく漁の衰退と他国のIQによる漁師の年収の高さについては、他の書籍で知っていたが、これからの日本の漁業を考えるうえで国民がよく知っておかなければならないとあらためて思った。2016/02/11

つんた

2
少しはためになったかな程度。元役人の著者だが、頻繁に出てくる制度や現状への憂慮・苦言の記述が目障りだった。だったらお前らがなんとかしろよと。それよりも漁民の生活や漁方等を詳しく取り扱っているものが読みたい。2016/01/19

Yambeee

0
【漁業のお勉強①】 ・日本は消費する水産物の半分が輸入 ・世界の食用魚介類消費量は過去50年で2倍以上に増加 ・農林水産省と水産庁、都道府県 ・世界の漁業生産量は、凡そ漁船漁業と養殖で半分ずつ、国別には中国がトップ、次いでインドネシア、インドなど。日本は7位 ・海面養殖(主にブリ類、ヒラメ、マダイ)と内水面養殖(アユ、マス、コイ、ウナギ) ・養殖における投餌効率の悪さ、水質悪化、赤潮発生 ・養殖でも中国がトップ、特に内水面養殖 ・ブリやマダイは、6割以上が養殖 ・完全養殖の成功確率は、5パーセント2017/12/12

春日太郎

0
行政の立場から見た日本の水産業についてのわかりやすい啓蒙書。2017/08/16

YHユニコーン

0
漁師の所得が190万円で開業資金が500万円では夢がないなあ。2017/03/12

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