内容説明
劉備と諸葛孔明は、ホントに相和す「水魚の交わり」な関係!?リアリティ溢れる「魯粛版天下三分の計」!!猛将にして、確かな政治感覚もつ夏侯惇!時代が求めた調停型リーダーの資質とは?魏・呉・蜀が鼎立する混沌期を読み解き、真実に迫る。
目次
序章 後漢の滅亡(盧植―後漢最後の名士、黄巾の乱を平定;董卓と呂布―後漢にとどめを刺す董卓。三国志一の武力を誇る呂布。二人の野望の果て ほか)
1章 三国一の強国・曹魏(曹操―ジャンルレスの天才。乱世の姦雄、一代で曹魏の土台を築く;夏侯惇と夏侯淵―曹魏の屋台骨。性格の異なる二人の司令官 ほか)
2章 漢の継承・蜀漢(劉備―義を重んじる無頼漢のもとに英雄が集う。流浪の先に蜀漢を建国;関羽と張飛―人々に尊敬される関羽と、愛される張飛。生涯劉備を支えた二人の猛将 ほか)
3章 江東の覇国・孫呉(孫堅と孫策―漢室匡輔の孫堅。江東の小覇王孫策。孫呉の基礎を築き、次の世代に繋げる;孫権―孫呉の若き君主、初期家臣団と名士を率いて長期政権を築く ほか)
終章 西晋の建国(司馬師と司馬昭―司馬氏の権力拡大を進める司馬懿の子ら;羊〓(こ)―魏晋革命前後から軍事・内政に才を振るう ほか)
著者等紹介
渡邉義浩[ワタナベヨシヒロ]
1962年東京都生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了、文学博士。現在、大東文化大学文学部中国学科教授。専門は中国古代史。三国志学会事務局長
高橋康浩[タカハシヤスヒロ]
1975年静岡県生まれ。大東文化大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(中国学)。現在、大東文化大学文学部中国学科講師。専門は中国古代史、中国史学史。三国志学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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