内容説明
本書は、複雑な日本史をわかりやすく紹介することで定評がある、テレビでもおなじみ！の河合先生監修のもと、日本史を揺るがした３０の出来事・事件を精選紹介、それと同時期の世界史の主要なトピックスを「並列解説」する。一読すれば、各時代のグローバルな歴史が、まるでドラマを観るように、よくわかる。
目次
第１章 律令国家の成立（弥生時代～奈良時代）
第２章 平安王朝の隆盛（平安遷都～保元の乱）
第３章 武家政権の盛衰（鎌倉時代～室町時代）
第４章 群雄割拠の時代（応仁の乱～関が原の戦い）
第５章 幕藩体制の成立と崩壊（島原の乱～大政奉還）
第６章 近代日本の成立（明治維新～平成の世）
著者等紹介
河合敦［カワイアツシ］
１９６５年、東京都生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了（日本史専攻）。第１７回郷土史研究賞優秀賞（新人物往来社）、第６回ＮＴＴトーク大賞優秀賞を受賞。都立白鴎高等学校の主任教諭として日本史を教えるかたわら執筆活動を行なう。早稲田大学教育学部非常勤講師も務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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アキ
109
日本史も世界史を比較して、30のファイルに分けて、卑弥呼から東京五輪まで流れを解説。例えば聖徳太子とムハンマドが同時期の時代だったことや白河上皇の院政の頃にカノッサの屈辱や十字軍派遣があったなど知る。だがやはり世界史と関連する元寇や大航海時代以降が興味深い。島原の乱と中国・清建国、英国・ピューリタン革命の同時代、享保の改革と七年戦争、寛政の改革とフランス革命、大塩平八郎の乱とヴィクトリア女王即位、黒船来航とクリミア戦争、大政奉還と南北戦争、大日本帝国憲法とエッフェル塔、21ヵ条の要求と第一次世界大戦など。2022/10/21
たまきら
26
考え方は時系列同時進行で地球の出来事を眺めたい自分好み。ただ、大きな紙面で地図や年表を確認するほうが好きなので、ちょっとまた違うかな？でもとても面白かったです。2021/07/23
ちくわん
12
まず日本を揺るがした事件を解説し、次のその頃の世界がどうであったかを説明する形式。これが３０事件分ある。先頭に事件にまつわる資料（古文）が載っているが、時代が進むにつれて普通に読めるようになる。当たり前だがこうして段階的に読む機会はない。所々に事件と関わる手塚治虫氏の漫画が載っている。これはこれで読みたい気がする。網羅性はないが、大所を掴むには申し分ない。2018/06/23
こどもふみちゃん
7
歴史漫画から抜粋された絵が挿入してあって、楽しくよめそうだった。歴史に疎いので、もう少し勉強してからよんだらもっと楽しいかな。2013/10/21
slider129
7
なぜ手塚プロとのコラボなのかはいまいちよくわからないのだが、（火の鳥を併せ読むと良いとの意味だろうかｗ。）コンパクトなボリューム故に世界史との横軸の理解には適している。年表だけでは理解出来てない事柄のおさらいには良い感じ。入門的な内容だけにもの足りなく感じる人もいるかも知れないけど、私には面白かった。2013/08/16
