内容説明
経済危機、外圧、強大な敵、災害など、現代日本がかかえる「問題」と変わらない困難・逆境・辛苦に対して、はたして日本史の主役・脇役たちは何を考え、いかなるリーダーシップを発揮し、どんな手を打ったのか?企業再生・事業承継・リーダー人材の育成等で手腕を発揮する経営コンサルティングのプロであり、歴史作家としても活躍する著者が、歴史に学ぶリーダーシップのとり方を、まるでドラマを観るように伝授してくれる。
目次
第1章 「経済危機」を乗り越えたリーダーたち(徳川吉宗―米将軍と呼ばれた江戸幕府中興の祖;恩田木工―信州松代藩の藩政改革に命を懸けた男;米澤藩の危機を救ったミスター藩政改革―上杉鷹山;「勤勉」の代名詞ともなった農政家―二宮尊徳;金融危機から日本を救った「ダルマ宰相」―高橋是清)
第2章 「外圧」に苦悶したリーダーたち(藤原隆家―刀伊の入寇で大活躍した暴れん坊貴族;北条時宗―内外の敵に翻弄された鎌倉幕府執権;江戸幕府最後の強権をふるった大老―井伊直弼;条約改正、日露戦争講和などで活躍した外交官―小村寿太郎;戦争へとつき進む日本を率いた宰相―近衛文麿)
第3章 「強大な敵」と対峙したリーダーたち(織田信長―迫る今川軍を蹴散らした戦国の風雲児;平清盛―位人臣を極めた武士の棟梁;「誠」に命を懸けた新選組局長―近藤勇;日清・日露戦争で活躍した陸軍大将―児玉源太郎)
第4章 「復興」に尽力したリーダーたち(保科正之―明暦の大火で焼失した江戸を蘇らせた男;伊奈忠順―富士山の宝永大噴火で火山灰に埋まった町を復興させた男;津波の被害を最小限にとどめ、その後の復興に尽力した男―濱口梧陵;関東大震災からの復興に貢献した男―後藤新平)
著者等紹介
皆木和義[ミナギカズヨシ]
1953年岡山県生まれ。早稲田大学法学部卒業。早稲田大学在学中から、財界の官房長官とか「西の松下幸之助東の今里廣記」といわれた故今里廣記日本精工元会長(電気通信審議会会長、経済同友会終身幹事、日経連副会長等を歴任)に師事し、経営、リーダーシップ等を研鑽する。大学卒業後も、今里氏の側近として公私ともに薫陶を受ける。その後、成長戦略、株式上場、新事業戦略、企業再生、事業承継、リーダー人材育成等を中心とする実践派の経営コンサルタントとして、また、経営プロフェッショナル、企業再生人(ターンアラウンドマネージャー)として、企業と一体となって幅広く活動する一方、平成ニュービジネス研究所所長、(株)ハードオフコーポレーション(東証1部)代表取締役社長、大戸屋(JASDAQ)社外取締役、経済産業省消費経済審議会委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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