内容説明
日本各地の城では入場者数が過去最高を記録しているほど、城の人気が加熱している。これほどまでに現代人を魅了する日本の城だが、その中から45城を厳選し、「様式美」「機能性」「築城エピソード」を紹介。「あの信長の安土城が模した、天守閣が初めて造られた城は?」「金のしゃちほこは小判何枚分か?」といった面白雑学も収録。読めば実際に行きたくなる、城の秘密が満載の1冊。
目次
第1章 城を知りたい!!城を楽しむためのウンチク(城のグランドデザイン;天守の種類と構造;城を構成する基本構造)
第2章 厳選45カ城!!知っておきたいあの城の秘密(北海道・東北の城;関東の城;中部・東海の城;近畿の城;中国・四国の城;九州・沖縄の城)
第3章 あの巨大な城はどう築かれたのか―お城のことをもっと知りたい!!(中世のころに、ほぼ出来上がった城の概念;戦いの時代から平和の時代へ変わる城の構造)
著者等紹介
三浦正幸[ミウラマサユキ]
1954年、名古屋市生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。工学博士、一級建築士。広島大学工学部助教授を経て1999年より同大学大学院文学研究科教授。専門は日本建築史、文化財学。松山城、宇和島城、津和野城、高天神城、諏訪原城、横須賀城など多数の城郭の整備委員会委員を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ちくわん
17
2009年7月の本。厳選された45城を紹介。お城は大名の基地でもあるが、城下町の要として地方都市を形成した。都市名、城名、藩の一覧はないものか?こうして社会科(歴史と地理)は面白くなる。私の居住地も城下町だが、城はなくなっても、形跡は確かにかなり残っている。大事に残していきたいものだ。2020/01/12
とんぼ
1
お城を語る上で知っておくべき基礎用語や基礎知識のレクチャーが城初心者にはありがたい。天守にしか注目してこなかったけど、敷地すべてに見るべきポイントがあるのね。紹介されている城も百名城に入ってない城址が多く、チョイスに著者の城愛を感じた。とにかく読めば読むほど旅欲をくすぐられる。天空の城「城好きの聖地」竹田城址はぜひにも行ってみたい。2012/05/07
iwazer
0
城に関するトリビアが増えます。 この本に紹介されているうち私が今までに行ったことのある城は「会津若松城」「松本城」「彦根城」「二条城」「大阪城」「姫路城」「丸山城」「首里城」。忘れてたけど意外と行っていた。評価も概ね私の印象と合ってました。 読んでから実際に行ってみたくなった城は「忍城」「丸岡城」「上田城」「竹田城」「岡山城」。なかなかに大変。2009/08/10
雨巫女
0
私の身近には、熊本城がある。亡き夫が大好きな城でした。よく連れて行かれました、今たまに一人で行きます。城に興味でてきました。2009/09/02
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