内容説明
「電力の鬼」と呼ばれた伝説の実業家が最大級の尊敬の情を捧げた「生涯の恩師」の人間味あふれる逸話を明かした人物伝。慶応義塾創立150年にあたり待望の復刊。近代日本の礎を築いた巨人の人間味あふれる逸話を通じて福澤イズムの真髄に迫る人物伝!
目次
日本開闢以来の三大偉人
福澤先生とニワトリ事件
着流しの「福澤精神」
偉大なる自然人の風貌
福澤先生の健康法
福澤先生のテクリ道楽
門閥制度は親の敵
世の中へ出た第一歩
茶目っ気と鄙事多能
「かわり身」と「かわらず身」
福澤先生と人間ダンゴ
刀を捨てたサムライ
渋澤栄一とボルテール
「独立自尊」の金を持てl酒で飲みつぶれる経済法
わが国最初のベストセラー作家
先生の倹約ぶりと上手な金の使い方
「理」の金・「情」の金
いわれなき金を受けぬ先生の潔癖
風流気のなかった福澤先生
人間はどこまでも人間
ホール・ネイチュアの人
「独立自尊」のお大師さま
著者等紹介
松永安左エ門[マツナガヤスザエモン]
1875年(明治8)12月1日長崎県壱岐に生まれる。幼名亀之助、後に襲名して安左エ門と改める。『学問のすすめ』を読み感激し、慶応義塾に入学。のち中退。福澤桃介と福松商会を起こし、その後福博電車、名古屋電灯、東邦電力などの専務、社長を歴任する。東京電力の取締役として、東京の電力会社再編を指揮する。60歳を期に茶道文化の振興を志し、「耳庵」と号する。古美術収集でも知られたが、終戦後、その多くを寄贈した。戦中に国家管理のもとに設立された日本発送電会社が、戦後民営化されるに際し、電気事業再編成審議会会長に就任。9電力会社への事業再編を実現させ、「電力の鬼」と呼ばれた。電力中央研究所理事長を務める。1971年(昭和46)6月16日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mayu
クロネコ
よったん
mitya