内容説明
1200年の都の歴史は深すぎて、実は住んでいる人々にもよくわからない。ましてや検定試験で満点をとったからといって、京都がわかったと思ったら大間違い。古都に生まれ育った著者が、自身の経験と綿密な考証とから、歴史都市・京都の真実を明らかにしつつ、精神と文化における真の「日本人力」を身につけることを提唱する、まさに日本人のための画期的な京都論。
目次
大文字の幻想
京の着だおれ
京の食道楽
京に寺あり
変わりゆく京都の暮らし
景観論争のゆくえ
京都の交通
水の都
都市と浄土
レッテル貼りの古都
著者等紹介
嵯峨徳子[サガノリコ]
美術大学で日本画を、大学で社会学を学んだのち、夫とともに永らく顧問業に従事する。その傍ら独自の視点で日本文化を見直し、再構築する試みを行ってきた。最近は政治、経済、伝統文化から生活、芸術まであらゆる分野の誤解や勘違いを俎上に載せ、辛辣に語るグループ「大不満の会」を設立し、京都を基盤に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
17
地元祇園の話が多くイメージアップはしやすいですが、内容としてはとりとめなく更々と読める分あまり印象に残りませんでした。2021/11/01
金吾
13
読み終わるまで再読と気づかなかったです。内容はあっさりしています。漬け物に関しては同じ意見です。2024/01/28
最終バック九番手
0
最後まで上から目線で貫かれた本だったがリーマンショック以後の活動が聞かれないのはやはり京都だけに盛者必衰ということなのだろう…昔の人は普通に大文字焼きと言っていたというのが唯一の収穫…初版第1刷発行:2007年11月10日…本体762円2011/01/07