内容説明
旧約聖書の天地創造、モーセの十戒から新約聖書のイエスの生涯、伝道まで、ユダヤ教、キリスト教の教義、歴史をやさしく解説。新約聖書イエスのたとえ話解説付き。
目次
第１章 天地創造とイスラエルの民―旧約聖書
第２章 モーセと十戒―旧約聖書
第３章 イスラエルの歴史と英雄たち―旧約聖書
第４章 イエス・キリストの誕生と伝道―新約聖書
第５章 イエスの十字架と復活、キリスト教の広がり―新約聖書
第６章 イエスのたとえ話―新約聖書
著者等紹介
守部喜雅［モリベヨシマサ］
１９４０年、中国上海市生まれ。慶応義塾大学卒。１９７７年から９７年までクリスチャン新聞編集部長、９９年から２００３年までキリスト教信仰雑誌「百万人の福音」編集長。ジャーナリストとして、四半世紀にわたり、中国大陸のキリスト教事情を取材。現在、クリスチャン新聞編集顧問（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
37
これも分かりやすい！良い本でした。西洋文学に触れると、必ず出てくる聖書。実際に教会にも行って勉強しましたが、この世界感と、神、信仰について、知れて良かったと心から思えました。2017/10/11
aya
5
数年前、聖書を通読しようとして挫折した苦い経験から、すこしキリスト教についての勉強を避けて通ってきた感があったが、こうした本でとにかく通して内容を知るという試みは非常に重要だと思い読み始める。これが、読みやすく、分かりやすかった。聖書をあつかった阿刀田高氏のエッセイを昔読んだ記憶があるが、そちらよりはるかに明確に「聖書」そのものに向き合っている分、この本は自分には合ったのかもしれない。類書を何冊か読んだ後、聖書そのものにも挑戦しようと思う。2016/01/03
Machida Hiroshi
3
これは旧約聖書と新約聖書の超ダイジェスト解説本です。相変わらず本丸を攻めずに周りをうろついていますが、だいぶ聖書の世界が身近になってハードルが下がってきた気がします。貧しい人々が回心してイエスを信じたのもむべなるかな。弱き者を救うのが宗教ですが権力側が公認した時点で、それは変質してしまっている気がします。2014/09/21
AK
2
一回聖書を読んでみたいなとは思ってるんですが、いきなり読んでも多分意味がわからなそうなのでとりあえずこれを。前半旧約聖書、後半新約聖書のあらすじと解説がざっくり載っています。聖書の構成や歴史もわかりやすく解説してあり、読みやすく初心者向きでなかなか良かったです。2014/01/18
那由田 忠
2
旧約と新訳共に解説、見開きで読みやすい。旧約は読みきれないので、粗筋で押さえるのに便利。ユダヤ教とキリスト教の解釈の違いを知りたいが、そこまでは難しい。 神様がふつうの人、むしろ役に立つのか疑問の人を選ぶのが面白い。また、ユダヤ人の王様が最初は立派だったのに他人の妻を奪うのに必死になるなど、という人の罪深さをたっぷり教えてくれる。イエスの弟子も派手に奇跡を起こしていたのが意外。ペンテコステの重要性も分かっていなかったし、聖霊の意味がよく分からないが、信者の本ならでは視点がある。『使徒言行録』を読もう。2012/02/07
