内容説明
会社は、養ってもらう場ではない。社員一人ひとりが活躍する舞台なのだ。2003年5月1日東証マザーズに上場イーディーコントライブ株式会社に見る「新しい組織」「幸せな働き方」のかたち。
目次
第1章 お金のためには働きたくない(『車輪の下』に共感した優等生;高校中退、月収600万円の「シノギ」の世界へ ほか)
第2章 自分のミッションを果たすために会社をつくった(目的は初めからあった;注目を浴びる「ハイテクベンチャーの旗手」 ほか)
第3章 管理しない組織で働くということ(ワンマンのままでは会社は続かない;リーダー一人ひとりが経営者 ほか)
第4章 会社の枠を超えるPD制度(企業も仕事も個人のためにある;混沌から新しい価値が誕生する―アディックの試み ほか)
著者等紹介
谷間真[タニママコト]
株式会社プロ・クエスト代表取締役。公認会計士。1971年生まれ。京都大学在学中に公認会計士2次試験に合格。在学中から監査法人の仕事に携わる。1998年、ベンチャー企業のインフラ構築を目指す、ディー・ブレイン関西の主旨に賛同し、設立に参画、取締役となる。その翌年、代表取締役に。2002年、代表取締役を辞任。ディー・ブレインのコンサルティング業務を引き継ぐかたちで、プロ・クエストを設立する。数々のベンチャー企業の経営に関与しながら、新しい価値の創造を目指している
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感想・レビュー
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佐藤一臣
5
企業経営体の存続が、株主や従業員の為になり社会貢献に繋がるという粗い発想は厳然とあり、NPOだろうと第3セクターだろうと、既存でも新規でもプロジェクトは、すべて企業経営体の維持という卑近な目的なのは明らか。このイーディーコントライブ社のPD制は15年経っても広まらない。なぜなら、アメリカ発ではない思想だからだろう。アングロサクソン経済の中からは生まれないし、この経済社会に染まり切った日本ではムリみたいだね。本質的に、出すのは融資・投資金ではなくて融時間・投時間なんで、それを応援だったり参画だったりと言う2024/02/07
t-0o0
0
組織のあり方に関して、非常に共感。これだけ頑張っているのに何故。。。と悩む経営者の方々におすすめ。必ずしも自身の成長が組織の成長に繋がらず、むしろ障害にもなり得る事の理解は組織発展のプロセスにおいて重要。2019/12/31