内容説明
歴史と文化の京、味も個性も濃い阪、異国の香り漂う神。浮かび上がる三都の個性。
目次
第１章 京都の喫茶店・琥珀色の記憶（珈琲の店雲仙（四条烏丸）
フランソア喫茶室（河原町）
純喫茶ラテン（祇園四条） ほか）
第２章 大阪の喫茶店・愉しきゴールデンタウン（純喫茶アメリカン（なんば）
伊吹珈琲店（日本橋）
アラビヤコーヒー（なんば） ほか）
第３章 神戸の喫茶店・レンガの坂道に吹く風（御影ダンケ（阪急御影）
茜屋珈琲店（三宮）
にしむら珈琲店（三宮） ほか）
著者等紹介
川口葉子［カワグチヨウコ］
文筆業、喫茶写真家。趣味で作った個人ｗｅｂサイト「東京カフェマニア」はカフェ好きの人々に広く知られている。高校時代からこれまで１０００軒を超える喫茶店やカフェを訪れてきた経験をもとに、書籍や雑誌、ｗｅｂなど様々な媒体で活躍中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きつねこ
33
ちょっとレトロだったり昭和の香りの漂う喫茶店。ちょうど京都をそぞろ歩いて神戸に泊まったので楽しみにしていたけど、結局初めてのお店には寄れなかったな。川口さんの文章はお店への愛が溢れていて、ただの紹介記事に終わらない所が好き。どこも何回も通われている様子が伺えて『珈琲三都物語』の副題にふさわしいなと思います。次回は喫茶店巡り中心のそぞろ歩きもいいな。2015/05/03
おかむら
24
カフェじゃなくて喫茶店。いいわあ。写真が全体的に焦げ茶色。いいわあ。素晴らしい店ばかりですが、3都市のなかでは大阪の喫茶店に行きたいお店が多かったかな。アメリカン、丸福、マヅラ等々。ゴージャス系純喫茶大好き。早く行っとかないと閉店してしまいそう。焦る。そしてゆで卵つかわない関西の卵サンドうまそー。あとマツコ有吉の怒り新党で見たすっごく濃ゆい店主の喫茶店も出てきます。2015/04/22
しゅてふぁん
22
まだ喫茶店に興味がなかった頃に入らずに通り過ぎたお店がいくつか紹介されていた。もったいないなぁ。『文化が香る京都の喫茶店、値打ちに敏感な大阪、高級感と専門店の雰囲気、家では珈琲より紅茶の神戸』三都の個性はおもしろい。京阪神の三都に渡って紹介されているけれど、距離はそんなに離れていないので、お気に入りの一軒を求めて歩き回ってみよう♪目指せ、制覇！2016/07/26
青豆
17
大学生の頃からかお茶をするならオシャレなカフェ！となった。でも年を重ねてくると、喫茶店のクリームソーダや、ホットケーキ、ナポリタン、幼い頃の思い出の味が無性に恋しくなる。オシャレなカフェより、懐かしの喫茶店に行きたい。本書には京都、大阪、神戸の三都市にある、いつの時代も変わらずに訪れる人々を温かく迎えてくれる素敵な喫茶店が多数紹介されており、休日に本を片手に珈琲を飲みに行きたくなった。いつか喫茶店で読書デートをしてみたいのだけど、誰かお付き合いしてくれないかしら。2017/09/18
Ｋｅｉ
16
小さいころから父に連れられ、喫茶店にはなじみがあります。学生時代の京都の喫茶店には思い入れもあります。神戸の喫茶店は、ハイカラ、高級でありながら、案外、他者を受け入れてくれます。こわ～いのは、大阪、ようはいらんわあ。(笑) 喫茶店、なくても困らない、ないと物足りない。2015/03/22
