内容説明
本書は、クルマ依存社会の「病理」(問題の原因構造)を究明し、それに対する「処方箋」(対策)を提示することを試みようとするものである。自動車排出ガスによる大気汚染の問題を中心に取り上げることにした。
目次
第1部 自動車排出ガス汚染と健康被害(自動車排出ガス汚染;二酸化窒素汚染と健康影響;ディーゼル排気微粒子の健康影響 ほか)
第2部 自動車公害防止・自動車交通制御のテクノロジー(自動車公害汚染防止へのシステムズアプローチ;自動車排出ガス低減技術と低公害車;沿道大気汚染と道路・沿道対策 ほか)
第3部 自動車交通と社会経済システム(大都市自動車交通の削減に向けて;東京の交通混雑と都市の容量;ロードプライシングによる自動車交通量抑制と社会的合意 ほか)