出版社内容情報
「ぼくの家族を早くかえして! 広島の町も、ぜんぶかえして!」。たった1発の爆弾、「原子爆弾」がもたらした物語をぜひ知ってほしい。ヒロシマ・グラウンドゼロ(爆心地から500メートル以内)で奇跡的に生き残ったひとたちのうち、健在な最後のひとり、友田典弘(つねひろ)さんの体験をもとにした絵本です。
【目次】
内容説明
ヒロシマ・グラウンドゼロ(爆心地から500メートル以内)で、奇跡的に生き残ったひとたちの最後のひとりとなった、友田典弘さんの体験をもとにした絵本。たった1発の爆弾、「原爆」がもたらした物語を知ってほしい。
著者等紹介
あごうしゅうじ[アゴウシュウジ]
1967年、神奈川県生まれ。岡山大学卒業。岡山県内の公立小学校教員を長年勤め、作家の道へ
小泉るみ子[コイズミルミコ]
1950年、北海道生まれ。早稲田大学卒業。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
52
衝撃的なタイトル、表紙。作者の吾郷修司さんを初めて知った。学校の先生で、演劇を通して平和の尊さを訴える教育を熱心に実践していらっしゃる。脚本制作の取材で、友田さんとの奇跡のような出会いが得られ、絵本にまとめることができたそうだ。1945年8月6日、あの日の朝から原爆孤児になった9歳の少年が見たこと、体験したことは言葉で表すことができないほど、過酷で危険で・・・。詳しくは別の著書にて述べられているとのこと。その本を早速借りることにした。2026/01/07
Cinejazz
20
〝1945年(昭和20年)8月6日、ぼくは9才でした。学校の近くまで来た時 「あれっ?飛行機の音がする」 空襲警報も鳴っていないのに、ブーンという低い音が聞こえてきたのです。「お兄ちゃん、遅刻するぞ」 空を見上げている間に、弟のゆきおは、行ってしまいました。 8時15分…。「ぼくの家族を早くかえして!広島の町も、ぜんぶかえして!」 …〟ヒロシマ・グラウンドゼロ(爆心地から500メートル以内)で、奇跡的に生き残った人たちのうち、健在な最後のひとり<友田典弘(つねひろ)>さんの体験をもとにした哀哭の実話絵本。2026/01/17
猿田彦
14
広島の爆心地から500ⅿ以内で被爆した最後の生存者、友田典弘さんの実話。爆心地から460mの袋町小学校で被爆。その日は遅刻してこっそり先に地下の教室に入ったため助かった。朝礼で校庭にいた先生や生徒は真っ黒く焼けて一瞬で死んでしまったのに。弟の遺体もあった。家も焼け、母も探せない、そんなとき運よく再会したのが2階に住んでいた革職人の金さん。その後、彼は金さんの故郷の朝鮮で息子として育つことになった。戦後生まれの私が小学生のころでも朝鮮人のことをチョンと呼んで差別していた時代に、優しい人に巡り合えてよかった。2026/05/21
ヒラP@ehon.gohon
10
【再読】大人のための絵本2026/01/06
にたいも
8
袋町小学校平和資料館を実際に見てきた。靴箱があった地下の部屋は一教室より狭いところで不便そうだったが、爆心地から460メートル地点でありながら、つねひろくんが助かったのは、たまたまこの地下にいたから。校庭で朝礼に出ていた弟を含む人々は黒焦げで亡くなった。そして、家の2階を間借りしていた金さんが引き取って育ててくれたことで、つねひろくんは生き延びられた。当時広島で約4万5,000人の朝鮮人が被爆し、うち2万7,000人から2万8,000人が亡くなったという。被爆朝鮮人の歴史を知るきっかけにもなる絵本。2026/02/11




