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出版社内容情報
職場で様々なハラスメントが発生し、被害者が救済されないのはなぜか。日本企業の現状を分析し、制度や政策の根源的な問題を、諸外国での対策の理念や制度の実例、裁判例など詳細なデータをもとに暴き出す。ハラスメントを根絶するための実効的で包括的な対策を提言する。ハラスメントが認定された全裁判例の概要も収録。
【目次】
内容説明
職場のハラスメント問題は、労使間で対立すべき課題ではなく、社会全体で取り組むことが、国際的にも共通認識となっています。(略)ハラスメント被害がなくならないのは、ハラスメント問題の解決や被害者の救済にあたって自己責任を強調する風潮が強いところに原因があります。(「はじめに」)
目次
第1章 日本におけるハラスメント対策の現状(立法と適用範囲;行政統計と行政施策から ほか)
第2章 ハラスメント規制の三つの源流(実態調査と社会的規制;二〇一七年のハラスメント規制元年と#MeToo運動の意義 ほか)
第3章 ハラスメント規制の原点―国際的教訓を踏まえて(被害の実態と傾向;被害者の立場と特性の尊重 ほか)
第4章 諸外国のハラスメント規制制度(EUにおける取り組み;ベルギーにおける法規制 ほか)
第5章 ハラスメントの根絶のために―実効的で包括的な国際的基準の規制を(見逃される日本的ハラスメント;日本における規制の問題点 ほか)
著者等紹介
大和田敢太[オオワダカンタ]
1949年、福井県生まれ。京都大学法学部卒業、京都大学大学院法学研究科博士課程民刑事法専攻単位取得退学、パリ第一大学、リヨン第二大学、ボルドー第四大学で客員研究員、客員教授、滋賀大学教授を経て、滋賀大学名誉教授。博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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