出版社内容情報
柳条湖事件の1年後、「満州国」を日本が承認した直後に同地に派遣された兵士の日記を復刻、専門家の編・解説で刊行する。従来ほぼ論じられてこなかった中国東北軍民の抵抗と、その討伐の様子が明らかに。十五年戦争の始点たる「事変」の侵略性が鮮明になり当時の日本人の意識も考えさせる。今の世界に共振する貴重な記録!
内容説明
日本の侵略戦争史の空白を埋める貴重な史料と解説!
目次
第1章 満州事変への出征
第2章 反満抗日闘争に立ち上がった現地軍
第3章 東辺道討伐作戦
第4章 ホロンバイル作戦(大興安嶺作戦)
第5章 吉林省東境作戦
第6章 熱河・長城・関内作戦
第7章 野戦病院生活と塘沽停戦協定
著者等紹介
森下明有[モリシタアキアリ]
1910年、北海道生まれ。1931年、陸軍旭川第七師団に入営。翌年、満州に出征し各地を転戦。1933年4月に負傷し、同年5月復員して旭川衛戍病院で療養。戦後は郷里で商店を営むなどして生活。2001年9月逝去。享年91歳
笠原十九司[カサハラトクシ]
1944年、群馬県生まれ。都留文科大学名誉教授。東京教育大学文学部卒業、東京教育大学大学院修士課程中退。学術博士(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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