出版社内容情報
移動教室が楽しくなるかならないかは、だれと同じ班になるかにかかってる。「まだ班が決まっていない人は手をあげて」先生の声に、あたしは小さく手をあげた。みじめすぎて鼻の奥がつんとした。ガッコとコマリと一緒のつもりだったのに、どうして……。本当の友だちってなんだろう――子どもたちに送る励ましのメッセージ。
内容説明
子どもは、いっぱいまちがっていいんだ!―移動教室が楽しくなるかならないかは、だれと同じ班になるかにかかってる。あたしは、ガッコとコマリといっしょのつもりだった…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
J D
57
「夜空にひらく」を読んで以来気になる作家さんいとうみく。この作品、小学中学年の夏の課題図書らしく、今日図書館で借りる時に「1週間で返却願います」と言われた。おじさんが子どもの読書機会を奪っては良くないと思ったが、いとうみくさんの作品が気になる。ということで先程読了した。図書館には明日の出勤前には返しに行こう。前置きが長くなったが、子どもはこうして学習して、成長して行くんだろうなと思った。他人との距離感や適度な自己主張。子どもの頃にこれを学ばずに大人になるとかなりきつい。そう思わせる作品でした。2024/07/30
なななお
18
小学生女子あるある…。読んでて悲しく重い気持ちになる場面もあるし、ラストまで読んでも解決しない人間関係…。でも、その分リアル。夢物語のように『王子と姫はいつまでも幸せに暮らしました』…では、モヤモヤする。「『いつまでも』…っていつまで❓」「『幸せ』…って何を持って❓」…その先が知りたいのに…。人生ってそういう事。日々「ハッピー」はあっても、「ハッピーエンド」はない。人生は続いていくから。『あたしデイズ』でも、主人公が少しずつ自分らしさに気づいて行く所に光明が見える。生きていくって、そういう事。2024/11/16
いおい 1 あと70日で●キロ痩せる
15
お名前が睦月ちゃんならたぶん1月生まれ。ガッコやコマリちゃんは自分達より数ヶ月幼いムッちゃんの少し無神経な言い方に気が付き傷つき始めてメンバーの入れ替えをした。それに驚き混乱するムッちゃん。10才になる前後に誰もが経験する女子の通過儀礼だ。そこに今どきの、子育て退職しなかったお母さん。子供が4年生になったら時短勤務や単身赴任回避が失くなってしまう雇用。子供たちの現実が描かれている。 2026/04/01
柊子
11
少々デリカシーのない主人公。でも、だからと言って、そんな主人公を2人がかりで無視して、仲間外れにする友達の方が、よほど嫌な性格だと私は思うけどなあ。言われなければ気づかないことがある。でも、言われたとしても、どうしても納得できないことも、時にはある…そういうこと、少しずつ経験して、大人になっていくんだね。2026/03/30
杏子
9
第68回西日本読書感想画指定図書高学年向け。何かの班決めの時にあぶれがちだった子ども時代を過ごした私には、この子の気持ちがよくわかる。失敗したり間違えたりしたら恥ずかしくて消えてしまいたくなると思うよ。この子のおばあちゃんの言うように、子どもはいっぱい失敗して間違ってもいいってことがわかっていたら。逃げ場があったら。しんどいだろうけど、前を向いて時にはうつむいてもどうにでもやり直せる。やめない限りは。友だち関係に悩む子に…。2024/04/08




