出版社内容情報
いじめや子どもの貧困が広がる中、どう子どもたちに寄り添うか? その具体的な姿を示すのが養護教諭の山形さんの取り組み! 目を見張る明快さに驚嘆したもう一人の著者・福井教授とコンビを組み10年の歳月を掛けて練り上げた秀作です。具体性に彩られた「生きた言葉」と情理を尽くしたその読み解きは心を揺さぶります。
内容説明
ほんのり明るく、「信じられる人とつながりたい」に応えた物語に出合えます!養護教諭の山形さんと大学で長年教師養成を担当した福井さんの“情緒と論理”を噛み合わせた「教育物語」!
目次
第1章 子どもたちの生きる世界に向きあう保健室(荒波に何度も漕ぎ出そうとする意思を支える場所でありたい;「あなたが居たい場所に居ていい」が強く響く意味―教職学生は「山形実践」をどう読んだか)
第2章 養護教諭って、なんだろう?―山形志保さんの実践と歩みから考える(あたたかい「ほけんだより」で伝えるもの;悩みながら生きる高校生に希望を見いだす ほか)
第3章 「子どもの貧困」と「社会」という角度(保健室から見える貧困―サヤカが教えるもの;“なんとかなる”希望―アヤが教えるもの ほか)
第4章 子どもと保健室をめぐる対話(保健室―傷ついた子どもにとっての自己回復のゆりかご;保健室から始まる伴走型支援 ほか)
著者等紹介
福井雅英[フクイマサヒデ]
1948年生まれ。神戸大学大学院修了。博士(学術)。武庫川女子大学助教授、北海道教育大学教授、滋賀県立大学教授などを経て、日本臨床教育学会副会長
山形志保[ヤマガタシホ]
1968年生まれ。北海道大学大学院教育学院修士課程修了。教育学修士。北海道道立高校養護教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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