出版社内容情報
「自己責任論」が覆う社会と膨大な業務に追われる職場にあって、子どもや親に向きあいたいと思いつつ悩む教師たち。そこで問われるモラルとは何かを考えます。いじめや荒れ、貧困、さらにコロナ禍や戦争などを前に教師は、子どもの声をどう聞き、何を語るのか。現代の実践と過去の出来事に学びながら教育の本質を探ります。
内容説明
悩みながら模索する。
目次
序章 教師は子どもとともに生きる―教師のモラルとは
第1章 教師のモラルが問われる時代
第2章 子ども・若者の貧困問題と教師のモラル―新自由主義(自己責任論)をどう克服するか
第3章 歴史の中で、教師のモラルを考える
第4章 教師のモラルを考えるために―本と人との出会い
終章 教師のモラルを問いながら、子どもと親を寿ぐ―大江未知の実践
著者等紹介
佐藤広美[サトウヒロミ]
1954年北海道生まれ。東京家政学院大学名誉教授(日本近現代教育思想史)。教育科学研究会委員長。日本植民地教育史研究会代表などを歴任。地域民主教育全国交流研究会会員。東京都立大学大学院博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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