内容説明
戦争による領土拡大の時代から今日へ―「領土不拡大」原則の100年をたどる。
目次
第1章 「領土的其ノ他ノ増大ヲ求メス」の理念の形成(第一次世界大戦―開戦からパリ講和会議へ;第一次世界大戦後の国際連盟内外での戦争の規制と禁止の試み ほか)
第2章 満州事変からアジア・太平洋戦争へ―日米交渉と「領土不拡大」原則(「日米交渉」再開、ルーズベルトの条件;「帝国国策遂行要領」と対米新提案 ほか)
第3章 交錯する領土要求と戦後構想―第二次世界大戦の進行と「領土不拡大」原則(連合国の形成と相互支援交渉の開始―一九四一年~一九四二年;初の米英ソ首脳会談(テヘラン、一九四三年一一~一二月)へ ほか)
第4章 二〇世紀から二一世紀へ―植民地体制の崩壊と「領土不拡大」原則の徹底(ヤルタから「トルーマン・ドクトリン」へ―米ソの「冷戦」;国連憲章の成立と植民地体制の崩壊 ほか)
第5章 ウクライナ侵略と国際秩序の行方(「特別軍事作戦」―根拠と目的、動機;安全保障と抑止 ほか)
著者等紹介
森原公敏[モリハラキミトシ]
1949年、広島県出身。日本共産党国際委員会副責任者。1973年山口大学卒業。「赤旗」記者としてワシントン特派員、ロンドン特派員などを歴任後、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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