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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
50
学校は来て楽しいところ、うれしいところでなければならないはずだ。学ぶことは権利なんだもの。戦後まもなくから今まで、夜間中学は様々な変化をしてきたが、義務教育を保障するという一点は、あくまでも変わらない。半世紀前の廃止勧告から、21世紀になってから、各地で積極的に学校を新設するに至るまで、先生や生徒、OBの長年のねばり強い思いと取り組みによって、ついに行政を動かし始めた。教育の本来の姿が取り戻せる歩みになっていくことを願う。ここに登場されるお二人の先生が、今もお元気で活躍されていることが、非常にうれしい。2022/05/17
Roko
26
『2015年、とうとう文部科学省は「中学をすでに卒業した人も夜間中学に入学できる」という通知を出したのです。形式卒業者の問題がやっと解決されました!そして、2016年「義務教育機会確保法」という法律ができます。』それまで、病気などで学校へ通っていなくても、15歳になれば義務教育を修了したことになってしまって、「日本ではほぼ全員が義務教育を受けている」という事になっていたのです。学校に通っていたとしてもちゃんと学べていなかった人もいます。そういう人たちが学び直せるようになったのです。#NetGalleyJP2023/02/20
sanukinoasayan
3
本書はさまざまな事情で義務教育を受けられなかった、外国から日本にやってきたが日本語を身に付けられていない、年齢も事情もさまざまな人々を受け入れて教えサポートしてきた、夜間中学で37年間に渡り教師を務めた方を中心に取材しまとめた著作です。立場の弱さからとり残されがちな人々に寄り添い続けた教師の方々に、心からの敬意を持って読了です。2020年現在夜間中学の学校数10都府県28市に34校、在籍生徒数1,554名。果たしてあとどれくらい助けを必要とする人がいるのだろう?2022/09/24
yo yoshimata
3
「学ぶことは生きること」と思ってきましたが、「すべての人の学び生きる尊さ」を感動をもって学びました。『夜間中学で学ぶ喜びを求めつづけた世界一幸せな先生』。多くの方にオススメしたい一冊です。2022/04/13
かずぴろ
1
仕事の関係で読んだ本。夜間中学のことはあまり知らなかった。このような本がたくさんの人に読まれ、夜間中学の存在がもっとたくさんの人に知られることを願う。2023/08/15